「ヴァンガーディアンとは?」

弊社でライセンスされた数百万点のビジュアルの用途を調査したところ、いくつかの傾向が明らかになりました。

1つ目、デジタル世代の影響が現れていることです。2つ目は、これまでの習慣に逆らい、ビジネスに社会的な利益を組み込みながら、旧体制に挑戦する企業や団体が現れていることです。

最近のGCCの研究によると、ミレニアル世代の73%が「政府だけでは現代の問題を解決できない」と考えています。そして、その83%が「より良い世界の実現のために、企業が積極的に関わってほしい」と答えています。そのため、企業はテクノロジーを駆使して透明性を保持しながら社会や環境問題の解決のために支援し、積極的に地域社会への参加を進めています。

また、一般の人々も寄付を集めるためにソーシャルメディアを活用しており、Twitterでの#GivingTuesdayやFacebookでのアイスバケツチャレンジは、数百万ドルの寄付が集まりました。

私たちはこの潮流を「ヴァンガーディアン(先駆者たち)」と呼んでいます。これは、ゲッティイメージズのビジュアルのクリエイティブリサーチチームが、量的および質的なリサーチに基づいて予測した2015年のトレンドの1つです。

ゲッティイメージズでは、「社会的責任(Social Responsibility)」という言葉の検索が過去5年間で73%増加しています。より多くの企業が、単なる商業的な成功だけではなく、社会的責任を果たすことの重要性を認識しているのです。

下に紹介する5つは、時代の先駆者たちのトレンドを明らかにする上で重要なポイントと事例です。

1. 透明性

現代の消費者は、企業の商業活動以外の社会的な取り組みやその商品を購入することで、社会に貢献できるかどうかに大きな関心を寄せています。

TOMSはこの点で非常に成功している企業で、靴1足が売れる度に1足を寄付しています。H&&Mも、世界中の店舗でリサイクルを推進するために、ウェブサイトを通して、不要になった洋服を集める活動を継続して行っています。パタゴニアは、購入した洋服を完全に着古するまで愛用するよう消費者に呼びかけ、下の「Worn Wear Stories」では、同社の製品を長く愛用している人々のライフスタイルを紹介しています。

これらの企業は、次世代により良い資産を残す取り組みをしており、活動が現代の消費者に支持されています。

2. 社会的地位の向上

企業は通常、希望を失い、困窮している写真を広告として使用することはめったになく、常に前向きな人々を写したビジュアルを使用して広告宣伝活動を行っています。

しかし、プルデンシャルCo-operative Bankは、チャリティー活動の寄付先を有能で未来に希望を抱いている人々のビジュアルを使って表現しています。

Co-operative Bankの最新の広告をご覧ください。

イケアも同様のキャンペーンを行っています(キャンペーンでは、イケアは国連と連携して1万戸の仮設住宅を提供しています)。

3. 技術と思いやり

技術を提供する企業も例外ではなく、治療や支援に役立つ製品を生み出すことで社会に貢献しています。

インテルの「Look Inside」キャンペーンでは、手や腕を4Dの技術を駆使して作り、技術がより良い世界の実現に役立つことをアピールしています。

同様に、Skypeの「Turning the Tide」キャンペーンは、海面上昇による水没の危機にさらされているキリバス島を支援する技術が紹介されています。

これらの企業は、技術を活用して、社会問題に変革を起こそうとしているのです。

4. ボランティア精神

社会を自分たちで改善しようという意識の高まりに合わせて「Do it be more」などのウェブサイトでボランティア活動の機会を探す人も増えています。

ゲッティイメージズでも「ボランティア精神(volunteerism)」の検索は、5年間前から91.3%も増加しています。

袖まくりをして汚れることもいとわず働く人や、地域の人々が集まって協力し合う様子の写真を使った広告も増えてきました。

マイクロソフトの広告がよい例で、子供たちとマイクロソフトの技術の橋渡しをする1人の女性の活動が紹介されています。

5. 企業家

先駆者たちは、時代遅れの階級制度、社内の駆け引き、旧式のルールに振り回されることなく、技術を向上させる革新的な方法を常に模索しています。

先駆者たちは高い理想と新しい方法を積極的に受け入れる姿勢、社会をより良くしたい意欲を持っている人たちです。

当社では過去5年間で「企業家」というキーワードが付いた写真が33%増加しましたが、昨今のトレンドを考慮すれば当然のことでしょう。

オーストラリア・ニュージーランド銀行は、「Welcome to Your World, Your Way」というキャンペーンでたくさんの企業家を紹介しています。

また、Appleでは、同社の製品が企業家たちの革新のツールになっていることを示しています:

これらの広告には、社会問題についての意識の高さ、専門スキル、ポジティブな視点を持った個人やグループの写真が採用されています。

このように、先駆者たちを視覚化した写真がまた、先駆者たちにインスピレーションを与え、彼らの活動を後押しするという好循環が起きています。企業や個人は、直接社会に役立つための「支援」をすることができますが、パワフルな写真は、「変化」をもたらす手段としても役立つのです。

ゲッティイメージズで先駆者たちを表現したビジュアルをご覧ください