人間は視覚的な生き物であるため、目で見たものだけを信じる傾向にあります。その一例が、私たちを取り巻く環境問題です。気候変動、水質汚染、森林破壊などのテーマが人々の間でこれまで以上に話題になっていますが、その影響を自分の目で確認するまでは、問題の重大さを実感できません。

そこで力を発揮するのがビジュアルです。ゲッティイメージズのキャンペーンビデオをご覧ください。たった15秒の映像でも地球の現状を効果的に物語ることが可能です。

フランス人フォトグラファー兼フィルムメーカーのヤン・アルテュベルトランは、空撮で地球の真の姿を捉えることにより、環境啓蒙活動にも力を注いでいます。彼の写真集『Earth From Above(邦題:空から見た地球―21世紀への遺産)』や映画『Home(邦題:HOME 空から見た地球)』は、この美しい地球が壊れつつあることを間近に感じられる作品となっています。事実をデータとして示すよりも、ビジュアルとして表現した方がより大きな反応を生み出せることを十分に認識しているアルテュベルトランは、地球の姿を上空から撮影することで、地球上で起こっている環境破壊の様子を視覚的に証言しています。

「現在の地球環境の状態は深刻です。しかし、統計や調査の情報を数字だけで見せられても、多くの人々は理解できるどころか混乱してしまうのです」と話すアルテュベルトラン。「自然環境は毎年悪化しています。環境問題を伝える時代は終わり、今は誰もが環境問題に取り組む必要があります」

360度写真やバーチャルリアリティ(VR)形式の普及に伴い、より人々の共感を得て感情的な反応を引き起こすことも今まで以上に可能になりました。米スタンフォード大学にあるVHIL(バーチャル・ヒューマン・インタラクション研究所)では、自然保護問題に取り組む全く新しい方法として、VR映像『The Crystal Reef(ザ・クリスタル・リーフ)』を制作しました。

人間の活動によって排出される二酸化炭素が海洋を酸性化させ、魚やサンゴなどの海の生き物が脅かされていることを、VRを通じて身近な問題として感じてもらい行動に移してほしいというのが、研究者たちの願いです。

このVR映像を監督したコーディー・カラーツは、「海の近くに住んでいない人やスキューバダイビングをしない人でも、海の様子をVRで体験できれば、環境保護に向けて行動を変えてくれると思います」と、The Creators Project(ザ・クリエイターズ・プロジェクト)の記事で話しています。

環境保護をテーマに「In Search of Great(素晴らしさを求めて)」キャンペーンで採用されている映像や写真を、ゲッティイメージズでご覧ください。