©、™、そして®の記号はどこでもよく見かける記号です。 著作権と商標に関する記号であるということはご存知かもしれません。しかし、これらはどういう意味を持ち、どのように使い分けられるのでしょうか。

これらの記号が示すコンセプトと、それぞれの違いについて考えてみます。

著作権法は、音楽、芸術、文学などの「創作者のオリジナル作品」を保護する法律であり、アイデアやプロセスには著作権は発生しません。1商標とは、商品の供給者を明示する言葉や名称、マーク(シンボル)や機器のそれぞれ、またはそれらの組み合わせをさします。2最新のヒット曲やニューヨークタイムズのベストセラーリストにある本は著作権によって保護されており、「ニューヨークタイムズ」という名称や、「ナイキ」という名称、およびナイキのスウッシュのロゴは、商標によって保護されています。

記号の内、™と®は、両方とも商標を意味しています。これらの違いは、記号を使用するために登録しなければならないかどうか、というところにあります。登録をしなくてよいのが、™の記号で、自身が使用しているマーク(シンボル)などにつけることができます。しかし、®(登録商標)の記号を使用する場合には、米国特許商標局での登録が必要になります。。商標による保護が必要になるのは、マーク(シンボル)をビジネスで「実際に、継続的に使用する」場合です。7

商標の登録には多くのメリットがあります。商標が登録されれば、あなたのマーク(シンボル)は有効であるとみなされ、8全国的に保護されます。9さらに、他人はあなたのマーク(シンボル)について知らなかった、という主張はできません。ただ、覚えておきたいのが、登録商標の有効範囲は、当該商品のカテゴリー(分野)と、消費者がその延長と認識するカテゴリー(分野)のみに制限されます。10また、あなたが商標を登録をする以前から、商標登録をせずに同じマーク(シンボル)を使用していた個人または法人は、過去に使用実績のある地域に限定して、そのマーク(シンボル)を使い続ける可能性もあります。11

例えば、カリフォルニアとニューヨークにあるコーヒーショップで使用するためにマーク(シンボル)を商標登録した場合、消費者はあなたがコーヒー製品の販売に事業拡張しても、違和感を持たないでしょう。もしも、あなたがマーク(シンボル)を商標登録する前から、誰かがそのマーク(シンボル)をユタ州で使用していた場合、その人物(または法人)はマークを使い続けることができます。ただし、その使用はユタ州だけに制限されます。

概要

  • 著作権は、「創作者のオリジナル作品」を保護する。
  • 商標は、商品の供給者を明示する。
  • ©記号は、登録の有無に関わらず、著作権によって保護される著作物であることを示す。
  • 著作権による保護は、作品が創作されるのと同時に発生するが、著作権を登録することにはメリットもある。
  • ™と®の記号は、両方とも商標を意味するが、前者は未登録の商標に関する記号であり、後者は商標登録済みの記号である。
  • 商標保護は、マーク(シンボル)をビジネスで利用するときに問題になるが、マーク(シンボル)を商標として登録することにはメリットもある。
  • マーク(シンボル)を登録することは、マーク(シンボル)を完全に支配できるということではない。マーク(シンボル)の使用は、自身の商品やサービスのカテゴリー(分野)および、消費者がその延長であると認識できるカテゴリー(分野)に限定される。あなたがマーク(シンボル)を登録する以前から、同じマーク(シンボル)を使っていた人物または法人は、当該のマーク(シンボル)を使用できるが、その範囲は過去にマーク(シンボル)を使用していた地域に限定される。

Shakeについて

Shakeは、法律を、消費者や小規模企業にとって利用しやく、理解しやすく、さらに十分に乗り越えられるものにする、技術プラットフォームです。法的契約の保護に、ハンドシェイクの簡単さと利便性を組み合わせようと努力しています。詳細についてはShakeのウェブサイトをご覧いただくか、またはFacebookTwitterでフォローして詳細情報をご覧頂くことができます。

参照 
  1. 17 U.S.C.A. § 102 (West).
  2. 15 U.S.C.A. § 1127 (West).
  3. 17 U.S.C.A. § 302 (West).
  4. 作品が保護されているとは知らなかったという主張の事例。Id. 401-02.
  5. Id. § 412.
  6. Id. § 408.
  7. Tally-Ho, Inc. v. Coast Cmty. Coll. Dist.,889 F.2d1018,1022 (11th Cir. 1989) (フロリダ州でマーク(シンボル)の商標登録をしたテレビプロデューサーと、未登録のまま同じマーク(シンボル)を地域で使用していたコミュニティカレッジの権利が争われた事例。裁判所は、コモン・ロー(慣習法/判例法)によって基づき判決を下した。)
  8. Id. § 1057.
  9. Id. § 1057.
  10. Tally-Ho, 889 F.2d at 1027.
  11. 15 U.S.C.A. § 1115 (West).