ストーリーとトレンド http://stories.gettyimages.com レンズへのアクセス、クリエイティブなインスピレーションと排他的な視覚的な動向調査によって背後にありま Getty Images Wed, 18 Apr 2018 16:01:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.7.10 没入型ストーリーテリングに効果的な360度写真 http://stories.gettyimages.com/ja/%e6%b2%a1%e5%85%a5%e5%9e%8b%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%86%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ab%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e7%9a%84%e3%81%aa360%e5%ba%a6%e5%86%99%e7%9c%9f/ Thu, 23 Mar 2017 17:32:30 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=25142

地球の裏側や海の底から、遠い過去や宇宙の彼方まで、見る人をまるでその場にいるような感覚にさせてくれる360度写 […]

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地球の裏側や海の底から、遠い過去や宇宙の彼方まで、見る人をまるでその場にいるような感覚にさせてくれる360度写真。教育面でも娯楽面でも、その可能性は限りなく広がっている。

「普通では見ることのできない環境を人々に見せる機会です」と話すのは、ゲッティイメージズのエディトリアル部門でバイスプレジデントを務めるヒュー・ピニー。「360度コンテンツは、私たちの好奇心をそそります。ビジュアルが伝える物語に導かれていくうちに、見渡す限り不思議で幻覚的な体験が起こってしまいます。その影響はとても大きく、魅力的で面白いです。とてつもない旅へと人々を誘うことができるこの技術は最先端を走っています」

 

没入できるビジュアル体験を生み出す。これは、構想から制作までの全クリエイティブプロセスにおいて常に優先されなければならない。米女性レーシングドライバーのダニカ・パトリックが運転するレースカーの車内を360度撮影した写真家のジョナサン・フェリーは、VRコンテンツの作成に多くの考慮事項があることを身をもって体験した1人だ。

「これから起こることを事前に思い描く必要があります」と話すフェリー。「ある瞬間を捉えるのではなく、見る人のための体験を作らなければなりません。被写体に近づくほど、出来上がりは素晴らしくなります。それは、離れすぎていると親近感や独自の視点が伝わらないからです。前後と上下に何があるのかを考えて、1つ1つの要素に目的と面白みがあるようにしています」

米ワシントンDCを拠点にゲッティイメージズのスタッフフォトグラファーとして活動しているアレックス・ウォンは、仕事中常に360度写真の撮影チャンスを狙っている。

「スチール写真の場合、以前は画角は最大でも180度でした。つまり、物語の一面しか含まれないため、それ以上は見せることができなかったわけです」と話すウォン。「しかし今では、レンズの正面にあるものだけでなく背面にあるものも見せることができるようになりました。場合によっては、レンズの後ろにあるものの方が見せる価値が大きいこともあります」

最近では、ドナルド・トランプの米大統領就任式にて360度写真を撮影したウォン。演壇の前でカメラを構えることにより、宣誓するトランプ氏、式典を報道するメディア、会場に集まった観客を含め、就任式全体を捉えることに成功した。

ウォンは、パレードや抗議運動を含む様々なイベントや活動も360度写真として撮影している。

「ワシントンDCにある中華街で、中国の旧正月の春節を祝うパレードを最近撮影しました」と話すウォン。「道の真ん中にカメラを置き、周りで爆竹が弾ける様子を捉えることで、普通では見ることのできない光景を感じ取ることができるようにしました」

インタラクティブな360度体験を通じて人々に喜び、共感、学び、情報を提供する将来性と可能性は、今後ますます成長と進化を遂げ、私たちを更に驚かすことになるだろう。

ゲッティイメージズ360度写真コレクションは、こちらをご覧ください。

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先端テクノロジーに乗り遅れないための素材選び http://stories.gettyimages.com/ja/%e5%85%88%e7%ab%af%e3%83%86%e3%82%af%e3%83%8e%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%81%ab%e4%b9%97%e3%82%8a%e9%81%85%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e7%b4%a0%e6%9d%90%e9%81%b8%e3%81%b3/ Wed, 22 Feb 2017 22:46:18 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24937

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テクノロジーは高速に発展しており、ブランドのコンテンツを最新の状態に保つためには、新しい技術動向を反映したビジュアルや言語を使用して、メッセージを伝える必要があります。ここでは、近年話題になっている5つの技術概念に対して、新たな観点をもたらす写真をいくつかご紹介します。是非ビジュアルコミュニケーションに役立ててください。

モバイル

モバイルは、スマートフォンやタブレットなどの端末を指すだけでなく、これらの機器を通じて相互に接続され、いつでもオンラインの状態になっている現代人のライフスタイルを示す言葉でもあります。世界中のイベントから自分の脈拍まで、モバイル通信で何でもつなぐことが可能になったため、この多様性や万能性が表現されたビジュアルを選ぶことをお勧めします。

検索時のヒント:「ナビゲーション」や「支払い」など、日常におけるモバイルの用途をキーワードとして使用してみましょう。また、「医療」や「銀行」などの具体的なキーワードを「モバイル」と組み合わせて検索することもできます。

 

VR/AR

仮想現実(VR)と拡張現実(AR)には、ポケモンGO以上に大きな将来性があります。ARやVRを感じさせるコンテンツを活用すれば、ハイテク企業でなくても、消費者を近未来に連れて行くことが可能です。特に、教育、旅行、医療分野におけるVR/ARの可能性は無限に広がっています。

検索時のヒント:「VRデバイス」で検索すると、的を得た写真がすぐに見つかります。また、「VR」に、「医療」や「旅行」などのキーワードを組み合わせるのもお勧めです。

ソーシャルメディアとメッセージング

今日VRとARを超える勢いでテクノロジー市場を形成しているのが、ソーシャルメディアとメッセージングサービスです。私たちは1週間に平均23時間を、テキストメッセージ、Eメール、ソーシャルメディアに費やしていると言われます。そこで、技術を通じたつながりを表現するビジュアルを利用すると、多くの人の共感を呼ぶことができるはずです。

検索時のヒント:「ソーシャルネットワーキング」、「テキストメッセージ」、「オンラインメッセージ」などのキーワードを入力するだけで、該当写真が豊富に見つかります。具体的な写真が必要な場合は、「電車」、「ビジネス」、「笑う」、「驚き」など、状況や感情を表すキーワードをさらに加えてみましょう。

先進性

創造性に富んだ新しい製品の開発は、テクノロジーをさらに推進しています。しかし、ひらめきの瞬間を表現するのに電球マークの写真やイラストを使用するのでは、時代遅れです。いろいろなジャンルや業界で見られるイノベーション例に注目してビジュアルを選択すると、進化し続ける技術と、それによって人間にもたらされるものが身近に感じられるようになります。

検索時のヒント:「先進性 テクノロジー」という2つのキーワードを入力すると、関連写真がたくさん表示されます。「テクノロジー」と、「医療」や「スポーツ」などのキーワードを組み合わせれば、検索結果を絞ることができます。

モノのインターネット(IoT)

ウェアラブルやスマートホームは日常化しており、フィットネス器具から、ホームセキュリティ、スマートペットフィーダーまで、今ではあらゆるモノがインターネットに接続されるようになりました。そこで、この新興技術分野についての理解を深め、IoT機器を描写したビジュアルをコンテンツに取り入れると効果的です。

検索時のヒント:「知能」に、「車」、「エクササイズ」、「家」、「都市」などのキーワードを組み合わせて、具体的なビジュアルを探しましょう。「ネットワーク」や「ウェブ」などのキーワードを入力しても、IoTの機能や役割がわかる写真やイラストが見つかるはずです。

最先端技術を表現した写真やイラストは、ゲッティイメージズおよびiStock by Getty Imagesをご覧ください。

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ビデオ:ビジネスを成功に導くコンテンツ http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%93%e3%83%87%e3%82%aa%ef%bc%9a%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e3%82%92%e6%88%90%e5%8a%9f%e3%81%ab%e5%b0%8e%e3%81%8f%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%84/ Tue, 25 Oct 2016 20:28:15 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23516

ソーシャルメディアで注目を集めることは、ビジネスの規模に関係なく難しいものです。印象的な写真を利用することは、 […]

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ソーシャルメディアで注目を集めることは、ビジネスの規模に関係なく難しいものです。印象的な写真を利用することは、もちろん効果的ですが、映像を取り入れてみてはいかがでしょうか?

テクノロジー会社のBufferが160万以上の投稿で10万のブランドを対象に行った調査によると、フェイスブックで映像を使った場合、他のコンテンツに比べてエンゲージメントが3倍高くなるという結果が出ています。画像や未編集のクリップから簡単に映像を制作できるオンラインサービスを提供しているAnimotoのような会社が人気を集めているのも、当然の成り行きです。

この傾向について、Animoto for Business部門のリーダーを務めるシンディー・ナピック氏は、次のように述べています。「消費者はソーシャルメディアでより多くの時間を費やすようになっており、ブランドがコミュニケーションをソーシャルメディア上で行うことはこれまで以上に重要です。ビジネスやブランドを成功に導くためには、消費者に好まれるタイプのコンテンツ、つまり映像を配信することをしっかりと理解する必要があります」

Group of people with smart phones

映像制作を勉強したことのない人でもインパクトのあるソーシャルビデオを作成して有効利用するシンプルな方法を、ナピック氏が教えてくれました。

1. ストーリー性

人間は昔から、物語を通じて情報を共有してきました。映像が写真よりも効果的な理由は、ビジュアルが作り出す物語の魅力をさらに自由に伝えることができるからです。効果音やコピーをうまく組み合わせるのもポイントです。

 2. 話題性

タイミングは、ソーシャルメディアの成功に欠かせません。最新の話題にすばやく反応できた時、ヒットキャンペーンが生まれます。Animotoがパートナー提携しているiStock by Getty Imagesの画像や映像素材を利用すれば、自分たちで撮影しなくても高品質な映像を制作できます。節約できた時間とコストは、ストーリーの構成や演出に使いましょう。

3. 文字

映像に文字を入れることは、最もお勧めしたいことの1つです。フィードをスクロールしているとき目に留まりやすくなり、音声がミュートになっていても効果を発揮します。

4. 共有

異なる全てのソーシャルチャネルで1つの映像に同じURLを使用することは、効率的なようでもお勧めできません。各プラットフォーム内に自然に溶け込み、配置されるコンテンツ、つまりネイティブコンテンツは、優先付けと最適化が常に行われるため、YouTube、Facebook、ツイッターなど、プラットフォームごとにそれぞれに映像をアップロードするようにしましょう。その方が、パフォーマンスが高くなります。

 

消費者を魅了する映像制作に最適な素材は、ゲッティイメージズおよびiStock by Getty Imagesでご覧ください。

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輝く女性の生き方を写真で応援する女性カメラマン http://stories.gettyimages.com/ja/%e8%bc%9d%e3%81%8f%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e7%94%9f%e3%81%8d%e6%96%b9%e3%82%92%e5%86%99%e7%9c%9f%e3%81%a7%e5%bf%9c%e6%8f%b4%e3%81%99%e3%82%8b%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%9e/ Fri, 24 Feb 2017 18:15:18 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24986

シエラ・セジールスキーとホーリー・ハンソンは、典型的な女性ライダーではない。彼女たちが好むのは、タトゥーやバイ […]

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シエラ・セジールスキーとホーリー・ハンソンは、典型的な女性ライダーではない。彼女たちが好むのは、タトゥーやバイカー酒場ではなく、流行のレザージャケットと星空の下でのキャンプだ。インスタグラムで人気のアカウント「@LadyTramps」で検索すると、バイクで冒険旅をする2人の姿を感じ取ることができる。

セジールスキーとハンソンの生き方に魅力を感じ、女性ライダーの知られざる文化を写真で称賛しようと思い立ったのが、フォトグラファーのブルック・パイファーだ。2015年にゲッティイメージが初めて行った「#RePicture」コンテストで見事受賞したパイファーは、受け取った助成金を活用し、カリフォルニアの海辺の街マリブと国立公園で有名なジョシュア・ツリーへ旅する2人を追って、彼女たちの強さと自由奔放さを写真に収めることに成功した。

「“女性ライダー”と聞くと、タトゥーを入れていて男っぽいイメージを思い浮かべる人が多いのですが、この2人はどこにでもいる普通の女性なのです」と話すパイファー。「親しみやすくて刺激的で、若い女の子たちへのアピール感も強いと思いました」

これは、「She Rides」というシリーズでパイファーが撮影した写真の中の1枚で、ツーリングを楽しむ女性ライダーの強さや自信が感じられる作品となっている。

「女性として写真業界でキャリアを積んできましたが、女性を嫌う男性を私は目にしてきました。男女平等は、私が推し進めたいと思い続けてきたことなので、自分の全作品において大きなテーマとなっています」と話すパイファー。「女性を強く表現することを意識していつも撮影しています」

ニューヨークとロサンゼルスを拠点に活動しているパイファーは、女性の観点から見た”独立と自由”を称賛するような写真の物語を創り上げている。”人生を自分なりに楽しもう”という彼女自身のアプローチが、作り込みのない自然な雰囲気の写真としてできあがると、パイファーは誇りを感じるとのことだ。

「ポーズをとっているように見えたり、わざとらしい写真にはしたくないのです。本物感が伝わるように努力しています」と話すパイファー。「プロジェクトに打ち込む際には、心の底から撮影します。そうでないと、思いがけない瞬間を捉えることは無理ですからね」

米ペンシルベニア州のピッツバーグ郊外で育ったパイファーは、小学2年生の時にコダック110カメラを両親に買ってもらって以来、写真にはまってしまい、学校の廊下でクラスメートを撮影しまくっていたそうだ。

「写真に熱を上げる私を、両親はある程度はサポートしてくれましたが、必ずしも勧めてはくれませんでした」と話すパイファー。「私には獣医や看護婦になってもらいたかったのです。でも、私は小さい頃から強い意志のある子で、両親は自分たちの希望を子供に押し付けるのは無理だと悟ったようです」

高校ではポートレート写真に夢中になり、大学(ザ・アート・インスティチュート・オブ・ピッツバーグ)へ進むと、今度はフォトジャーナリズムの魅力を発見したパイファー。大学卒業後はフロリダ州オーランドに引っ越し、カメラマンアシスタントとして働いた後、ニューヨークへ移住した。

現在パイファーは、コマーシャル作品を手掛けたり、さまざまなプロジェクトの写真や映像を撮影したりして大忙しだ。しかし、どんな状況においても、彼女は常に同じ態度とスタイルで撮影に臨んでいる。

「私の使命の中心は、私以外の人にインスピレーションを与えることです」と話すパイファー。「強い意見や意志を持って素晴らしい芸術を生み出すことができるように、他の女性たちを感化できればいいですね」

ブルック・パイファーの写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。

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クリエイティブインフォーカス2017 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%82%af%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%b92017/ Fri, 17 Feb 2017 00:51:45 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24925

2017 VISUAL TRENDS 1 2 3 4 5 6 CREATIVE IN FOCUS クリエイティ […]

ポスト クリエイティブインフォーカス2017 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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CREATIVE IN FOCUS

クリエイティブ・イン・フォーカス

すべてのメディアで見るビジュアルは、どれも私たちの世界に対する理解を示しています。
毎年ゲッティイメージズのクリエイティブチームは、世界中のメディア、
ポップカルチャー、広告、アート、そしてgettyimages上で
検索・ダウンロードされたデータを下に、今年のビジュアルトレンドを予測し、
CREATIVE IN FOCUS』というタイトルで発表しています。

VIRTUALITY

バーチャリティは美しさの基準を変えたのではなく、美の味わい方を広げました。
写真をただ見るのではなく、その中に入るという新たな写真体験を生み出したのです。

ローレン・カッテン

シニア・アートディレクター

“テクノロジーは、無限に世界のサイズを広げています。
デジタル技術によって、その場にいながら
どこへでも行くことができます”

Special Interview

とんだ林 蘭

“新たな視点が新たな物語を生み始めた”

若林恵

編集者

 20世紀は「映像の世紀」と呼ばれたように、テレビ、雑誌が影響力を持った時代でした。映像や写真が力を持った理由に、人々に「物事の本質は表層に宿る」という共通認識があったことが考えられます。つまり映像や写真が被写体の本質を映しているという共通認識があったからこそ、フォトジャーナリズムもグラフビジュアル誌も成り立っていたのです。それがテクノロジーが広く浸透し、さまざまな新しい価値が生まれたことにより、今や写真を撮ることでは、本質を切り取れなくなってきているのです。 本質は目に見えない時代、プロトコルが変わっていく時代に突入したのだと思います。

 それは広告も同じで、従来の広告の在り方が機能しなくなっています。また、これはメディアに限った話ではなく、いままで当たり前のものとして受け入れられてきた「国家」や「会社」というものについても、コンセンサスが壊れていく時代に差しかかっているのだと思います。こうした拠り所がない時代に、このようなトレンドをまとめたものがあることは、刺激になりますよね。こういったものがあるからこそ、そのカウンターとして、次のオルタナティブが生まれるのではと期待しています。

 トレンドの一つ「VIRTUALITY」は、SNSの普及や、カメラなどのイノベーションで得た新しい視点ですよね。新たな視点で作られた新しいビジュアルが、新しい物語を生むことを期待しています。イノベーションっていうものは「領域の拡張」だと思っていて、今まで開拓されていない新しい領域を発見し、「こういうもの」とされていた枠を拡げて、さらにそれを誰かが拡張して、あっちに広がり、こっちに広がりながら、ある領域が広く、深く、かつ豊かになっていくことこそが大事だと考えています。

若林恵
『WIRED』日本版 編集長。1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般にかかわる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立。2011年より現職。

COLOR SURGE

目まぐるしく変化する世の中で、消費者は普通に対してうんざりしており、
通常とは違った色のコンビネーションを使ったキャンペーンが、人々に関心と興奮を呼び起こします。
それは、圧倒的に美しいものであるか、この上ないほど醜いものであるかを問いません。
色を巧みに使った力強さが、関心をもたらすのです。

クラウディア・マークス

シニア・アートディレクター

“色は写真を構成する一要素ではありません。
もはや写真そのものを表す要素です”

Special Interview

とんだ林 蘭

“毒みたいな表現に良い反応がある
カワイイの意味が広がっている気がしますね”

とんだ林 蘭

アーティスト

 ビジュアルのトレンドを意識したことがなかったので、こうして紹介してもらえると、新鮮かつ、その視点には学ぶことが多いのですが、その反面、自分の表現は、ここから意地でもずらしたいと思うのが天邪鬼な私の正直な感想です。

 トレンドにある「NEW NAIVETY」の表す、ゆるさや遊び心は、私の表現と近いものを感じました。そして「COLOUR SURGE」は、私の特徴でもある色の使い方に共感します。色は私が表現する上で、強い武器だと思っており、ここが製作作業でもギリギリまで悩むところです。今ほどビジュアルが世の中に溢れている時代はないと思っていて、普通の人もカラーに対するセンスがとても高い時代だと思います。そんな中で作品が埋没しないためにも、私らしさとは何かを常に考えていて、最後に全体のバランスや違和感を感じられるかを含めてカラーを決めています。ただカワイイや面白いビジュアルだけでなく、日常に潜む毒みたいなものを感じられる作品にも良い反応があるので、カワイイの意味が広がっている気がしますね。

色をぶつけて違和感を作りたい

 作品にテーマとかは全くありません。その時思いついたことを、そのままビジュアルにして残しているだけです。溜め込むよりもすぐに出したい私にはすぐに発表できて、反応がわかるInstagramがとても合っています。誰もがアーティストにもなろうともしてなくて、ただ表現している気がInstagramから感じます。何かを作り出したいというのは人間の本能なのかもしれません。

 街を歩く人や、友人たちの服装からインスピレーションを得ることが多いですね。そこで感じたトレンドに、どう自分なりの違和感を入れていくのかを日々妄想しています。日常を少しだけずらすような非日常的なワクワクするアイディアを考えることが、創作の鍵になっています。

とんだ林蘭|TONDABAYASHI RAN
1987年生まれ、東京を拠点に活動。コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作する。猟奇的でいて可愛らしく、刺激的な表現を得意とし、名付け親である池田貴史(レキシ)をはじめ、幅広い世代の様々な分野から支持を得ている。木村カエラ、東京スカパラダイスオーケストラなどの音楽アーティストや、MIHARAYASUHIROなどのファッションブランドへも作品提供を行うなど、精力的に活動の場を広げている。
http://tondabayashiran.com

UNFILTERED

大胆なドキュメンタリースタイルのビジュアルは、広く受け入れられています。
アンフィルタードは、ダイナミックで過激とも呼べるようなストーリーテリングの手法を実現。
不必要なノイズを減らし、消費者に気づきを引き起こしました。
他と異なることを怖れず、徹底した透明性を持つ情熱的なブランドは、
特にジェネレーションZやミレニアル世代の消費者に共感されます。

ゲンマ・フレッチャー

シニア・アートディレクター

“挑戦しているブランドは、フォトジャーナリズムの本物志向を
取り入れることで、若い消費者とつながり、
ありのままで自発的な強さを備えたストーリーテリングを行います”

Special Interview

田附 勝

“写真が言語になりうる時代”

田附 勝

写真家

 写真として個人的に興味があるのは、アンフィルタード。バーチャリティも面白いと思う。自撮りとかセルフィーとかって近年の話でしょ。より人が行けなかったとこや、見られなかったことが可能になったし、写真家ではなくても、そういうことができるから関心がある。テクノロジーの発達と個人の欲望が大きくなって生まれたことでもあると思う。デジタルカメラでフィルムっぽく撮ることも可能になったし、それが一般的に普及してきたことによって、例えば写真家が入りづらいコミュニティを撮ることも重要なんだけど、そのコミュニティにいた人が写真家に成り代わって、撮ることが可能になれば、その手法を使ってこういうこともできるから。そこは共感というか、90年代と今では大きな違いがあると思う。以前は技術や写真に関心を持たないと撮れなかった。厳密にはコンパクトカメラがあるけど、そこから抜け出す方法は、一眼レフのフォルムカメラが扱えないと、より自分が主張する写真を撮ろうとはなり得なかった。でも、今だとデジタルカメラは、フィルムを現像してプリントして色々試す時間が省かれて、ものすごく速くなったでしょ。おかげで技術的なことは無視されて、没入できるようになってきたから、よりコミュニケーションに介入することや、自分の立ち位置、どの場所にいるかによって、ある意味アマチュア写真家でも、次の日から写真家に成り代わることだってできる。それは否定しないし、むしろそうなっていく方が面白い。速い時代だから強い写真に執着する。写真の仕方と戦い続けたいと思っている。

 「それと、ある意味、写真というのが共通言語になってきていて、言葉を介さなくても世界中で通じるし、革命が起きることだってある。写真が言語になりうる時代だから、言葉を持たなくなる。言葉は情報であるから、感情とは違う位置にあるので、人の心を震わせる写真とは違うと思うけど。どこまでも、情報が入らずに、膨らませるかだよね。

田附勝(たつき まさる)
デコトラから猟師や漁師まで、日本の土着的なものや人を追い続ける写真家。2011年「東北」で第37 回木村伊兵衛写真賞を受賞。友人とsuper books(http://superbooks.jp)というレーベルを運営している。

GRITTY WOMAN

新しいタイプの女性が登場しています。慣例や壁を打ち壊すその女性は、
タフで粘り強く、真っ直ぐで、基本をおろそかにせず嫌なことからも目をそらしません。
そのため、人から妨げられたり、見下されたり、過小評価されることはありません。
一人のファイターであり、フェミニストであり、奇才なのです。
グリティ・ウーマンと呼ばれる新しいトレンドは、自分がどのように見えるかよりも、
自分が何をすべきかを考えています。

パム・グロスマン

ビジュアルトレンド・ディレクター

“男女間の役割や関係に関する議論が活発化するにつれて、
議論を見直すような新しいタイプの女性が登場しています”

Special Interview

湯山 玲子

“時代のインサイト
つまりある種の欲望を赤裸々に感じました”

湯山 玲子

著述家、ディレクター

 視覚偏重の時代が訪れたのだと思います。SNSなどで写真が氾濫し、 一般の方の写真リテラシーとセンスは確実に上がりました。良い / 悪い / 好き / 嫌いの判断を処理する時間も早くなりました。つまり写真をじっくり見て、味わうこと、意図や意味を感じること、読み解く時間や力無くなってきているのです。これは昔なら勉強して、やっとその入り口に立てるかどうかという教養的な楽しみであった写真や映像が、ネットのおかげで気楽に、古今東西、膨大なビジュアルアーカイヴにアクセスできることの功と罪といえるでしょう。広告する側からはかなり手強い時代になりました。写真は美術館にあるようなアートピースか、instagramになってしまい、その間にある広告的な写真に付き合っている時間や、その写真が表すコンテキストを理解して楽しむというのは、一部の成熟した人のみの嗜みになるかもしれません。

 「VIRTUALITY」は、映像の開拓時代ともいえる、見たことがない景色を、それまでの冒険のように自分で行くことなく、GO PROをつけた誰かの視点を、自分の視点として追体験できる時代が生んだものだと思います。

 「GRITTY WOMAN」というトレンドからは、シングルマザーの痛み。今のレズビアンカルチャー。男に期待しない、頼らない女性の強さ。未婚率の高さ。傷から立ち上がる戦う女性など、時代のインサイト、つまりある種の欲望を赤裸々に感じました。ここで描かれているような強い女性の姿がいよいよ広告に登場する時代が来たのかと感慨深いですね。広告において、女性の扱い方が大きく変わる時期かもしれません。

 このような流れを踏まえて、いま一度、ビジュアルコミュニケーションを考えてみるのも興味深いですね。

湯山玲子(ゆやま れいこ)
著述家、ディレクター。出版、広告の分野でクリエイティブ・ディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を独特の筆致で横断するテキストにファンが多い。20代の『AneCan』から、50代の『HERS』まで、全世代の女性誌にコラム連載やコメントを多く発表。主な著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(ワニブックス)、上野千鶴子との対談『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)、『ベルばら手帖』(マガジンハウス)。月一回のペースで、爆音でクラシックを聴く「爆クラ」イベントを開催中。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

GLOBAL
NEIGHBORHOOD

ソーシャル上でつながりが増え、(バーチャルに)ボーダレスな世界では、
出身地はもはや人格的に意味を持ちません。
文化的なアイデンティティが、より複雑で不定形なものになっているからです。
グローバル・ネイバーフッドとは、こうした流動性を取り込んだ社会を意味します。
集団の文化的アイデンティティが、私達がどこにいるかよりも
何を信じるかによって形作られることが増えてきたため、このトレンドが生まれました。

ガイ・メリル

アートディレクター

“人や情報の移動、商品の流通の世界的な増加は、
社会に変革を引き起こします。
そして、私達の自己認識さえも変化させる可能性を持っています”

Special Interview

ルーカスBB

“違う文化をもった人が
同じ空の下で生きていることはとても面白い”

ルーカス B.B.

クリエイティブディレクター
編集人ー

 小学生の時から、ずっと学校の雑誌や新聞を作っていました。インタビューして、記事を考えて、レイアウトも決めて。凄く楽しかったのを覚えています。カリフォルニア州から賞をもらったこともありますよ。

 『PAPERSKY』という雑誌は地上で読む機内誌」をコンセプトに、“この場所でこのカルチャーが生まれたのはなぜか”“その背景には、どんな生活があるのか”を軸に、面白い人やモノ、文化や場所を紹介することで、多くの人と良いものをシェアしたり、誰かをインスパイアしたりできるのではという気持ちで作っています。

 「GLOBAL NEIGHBORHOOD」というトレンドは、グローバリゼーションへのカウンターから生まれたのかなと思います。違う文化をもった人が、同じ空の下で生きていることはとても面白いことだと思います。お互いをリスペクトすることは、お互いのカルチャーを知ることでもあります。できるだけオープンマインドで、世界をいろんな角度で見ることが大切です。カルチャー、自然、海外の自分とは違うカルチャーを取り入れること、それが 「GLOBAL NEIGHBORHOOD」ということかもしれませんね。

 最初に日本に来たのは93年。大学を卒業してすぐでした。日本の雑誌が好きで、日本の写真家やデザイナーに興味があって、初の海外旅行で訪れたはずが、魅せられて、気づけばそのまま住みついてしまいました。日本の魅力は、過去現在未来が同時にあることです。何百年前の歴史や習慣が、いまも目に見える形で残っていて、過去からずっと脈々と繋がっているのです。

 社会の価値観や在り方が大きく変わっていくようなこれからの時代にとって、日本はとても大事な国になるはずです。人の和を作ったり、様々な人や物事をバランスよく調整したり、日本人にしかできないことが出てくると思います。

ルーカス B.B.
クリエイティブディレクター/編集人。アメリカ生まれ。カリフォルニア大学卒業後、来日。(有)ニーハイメディア・ジャパン代表として、トラベル誌『PAPERSKY』やファミリー誌『mammoth』を発行しながら、ウェブサイトやイベントプロデュースなどもおこなっている。これまでに手がけた雑誌に『TOKION』『metro min.』『PLANTED』などがある。2014年にはNTTドコモのアプリメディア『japan jikkan』を創刊。また、ファミリー向け野外フェスティバル「mammoth pow-wow」や日本再発見の旅プロジェクト「PAPERSKY tour de Nippon」のイベントプロデュース等、幅広く活動している。
www.khmj.com

NEW NAIVETY

ニュー・ナイーブティとは、自然発生的で遊び心がありながら、ときに不快さのあるビジュアルのことです。
それは、必ずしも“ブランドに当てはまる”ビジュアルでなく、風変わりだったりもします。
今こそ奇妙で野暮ったくなることを怖れず、みんなを笑わせましょう。

パム・グロスマン

ビジュアルトレンド・ディレクター

“賢い消費者は、選び抜かれたセレクトを避け、
ユルくてラフな感覚を好むようになっていて、
ビッグブランドも、この傾向を取り入れています”

Special Interview

前田 晃伸

“リアリティあるなし、ではなくて
ケータイで撮ったような写真が好きなんだと思う”

前田 晃伸

アートディレクター
グラフィックデザイナー

 6つのトレンドのどれにも言えることですが、世界が加速的に分断されていることが大きいのだと思います。少し大きな話になりますが、トランプがアメリカの大統領になるようなことが表していると私は考えています。

 「Post truth」「Alternative Facts」という言葉が表す通り、テレビや新聞で流れている大手メディアからまとめサイトまで、もう何を信じていいのかわからないし、何も信じない時代になりつつありますよね。多くの人はリアリティがあるなしや丁寧に作られた写真にも興味がなく、ケータイで撮ったような写真が好きなんだという印象があります。きっとこれが、「NEW NAIVETY」というキーワードの背景にあることだと思います。馴染みのあるデヴァイスにしっくりくる表現が正しく感じるといいますか。以降の表現として、トレンドという言葉で括るには難しい時代になってきたと感じています。

 人々にとってこれだ!と信じられる中心がなくなった時代だからこそ、SNSなどの些細なトピックにビビッドに反応したり、即時的なコミュニケーションが日々の拠り所になっているのではないでしょうか。つまりSNSが定着したことでビジュアル・コミュニケーションが大きく変わってきています。個人の欲望に近い表現を良しとしているから、それが雑誌や広告に影響していると感じています。

 この流れでは、今後の視覚表現や写真表現だけでなく芸術に関しても未来がないのではと悲観しています。今一度「写真」が世の中を切り取る力を持ちえるか問われていると思います。再び「写真」の自立し、新しい価値観を見いだしていくにはもう少し時間がかかる気がしますし、その役目は終えて新しい価値が生まれつつあるのかもしれません。「写真」が世相や感情をどう扱うかが今後の課題だと考えています。

 ただずっと写真に関してネガティブなことを語っていますが、何にでも揺り戻しはありますし、混沌とした過渡期だからこそ、やりようによっては新しい表現が生まれてくるチャンスはあるはずです。多発的に技術革新が起きている面白い時代だと感じています。 ローランドのリズムマシーンが世界を変えたように僕たちや次の世代が「写真」とそれを取り巻く環境を面白がっていくといいのかなと思っています。

前田晃伸 (まえだ・あきのぶ)
アートディレクター、グラフィックデザイナー。愛知県生まれ。デザイン事務所を経てデザインチーム「ILLDOZER」に参加。 解散後、CI、広告、カタログ、パッケージ、アパレルなど幅広く活動。現在『POPEYE』『TOO MUCH MAGAZINE』など、アートディレクションを手がけている。


ポスト クリエイティブインフォーカス2017 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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アカデミー賞ノミネート作品からクリエイティブ制作を学ぶ http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%82%a2%e3%82%ab%e3%83%87%e3%83%9f%e3%83%bc%e8%b3%9e%e3%83%8e%e3%83%9f%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%83%88%e4%bd%9c%e5%93%81%e3%81%8b%e3%82%89%e3%82%af%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96/ Fri, 03 Feb 2017 18:18:09 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24529

ポスト アカデミー賞ノミネート作品からクリエイティブ制作を学ぶ 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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映画には、ファッションから音楽、政治まで、私たちの文化に大きな影響を与える力があります。

クリエイティブ制作のヒントがたくさん詰まっているハリウッド映画。大きな予算がなくても、ビジュアルで消費者の心をつかむことができます。

2017年第89回アカデミー賞作品賞のノミネート作品を参考に、魅力的なビジュアル制作を行う方法をご紹介します。

『ラ・ラ・ランド』

あらすじ:女優を目指すミアと、ジャズピアニストを目指すセバスチャン。夢に向かってもがく2人の人生の浮き沈みが、往年のミュージカル映画のように美しく描かれたラブストーリー。

参考ポイント:夢追い人の街ロサンゼルスを再現するには、ロマンチックで幻想的な雰囲気のビジュアルが最適です。ダンサーや星空の写真は、ミュージカル要素の詰まったこの映画の印象的なシーンを思い出させます。また、女優とジャズピアニストの写真は、主人公2人の願望を表現しています。

『Hidden Figures(原題)』

あらすじ:人種差別と男女差別に立ち向かいながら、米国初の地球周回飛行を陰で支えた、アメリカ航空宇宙局(NASA)の3人の黒人女性を描いた伝記映画。

参考ポイント:知的で教養ある女性やスペースシャトルを描いた写真を利用すると、主人公の女性たちが人類にもたらした功績を表現することができます。

『メッセージ』

あらすじ:ある日突然、謎の宇宙船が地球に現れ、言語学者のルイーズ・バンクスは調査チームに召集される。知的生命体が人類に伝えようとしているメッセージとは?

参考ポイント:このSF映画の暗くて謎めいた部分は、軍隊、防護服、宇宙人の写真で伝えることができます。

『Fences(原題)』

あらすじ:人種差別に苦しみ、プロ野球選手になる夢が叶わなかったトロイ・マクソン。今はゴミ収集員として働いているが、フットボール選手を目指す息子に自分のフラストレーションをぶつけてしまい、家族の絆に亀裂が…1950年代の米ピッツバーグを舞台とした黒人家族のドラマ。

参考ポイント:この映画に見られるような家族の複雑な関係を表現するには、父親と息子あるいは夫婦が感情的な会話をしている姿や、スポーツ選手になるという強い決意が感じられる若者の写真を探してみることをお勧めします。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

あらすじ:兄の死をきっかけに、生まれ故郷のマンチェスターに戻ったリー・チャンドラー。兄を失った悲しみに耐え、ティーンエイジャーの甥を養育することへの不安を抱きながら葛藤する主人公を描いたヒューマンドラマ。

参考ポイント:この映画の舞台となったニューイングランドの町を再現するには、雪に覆われた街路、漁船、港の写真を使ってみましょう。

『Hacksaw Ridge(原題)』

あらすじ:武器を持たずに戦場へ行くことを許可された、平和主義者のデズモンド・ドス。米軍衛生兵として第2次世界大戦の沖縄戦に参加し、大勢の命を救うのだった。

参考ポイント:1940年代の軍人の写真を選ぶと、戦闘での勇敢さを示すことができます。

『最後の追跡』

あらすじ:アメリカ西テキサス。家族の牧場が差し押さえられるのを防ぐため、タナーとトビー兄弟は連続銀行強盗を計画したが…

参考ポイント:銀行強盗、保安官、テキサスの風景が捉えられた写真を使用すると、この映画の雰囲気を再現することができます。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』

あらすじ:インドで5歳の時に迷子になってしまい、オーストラリアで養子として育てられたサルー。25年後、実の家族を探す旅に出るのだった。

参考ポイント:列車やインドの風景、兄弟愛を捉えた写真を使用すると、主人公が幼い時に迷子になってから故郷を探す旅に出るまでの人生旅を表現できます。

『ムーンライト』

あらすじ:  米マイアミの貧困地域で暮らす黒人少年シャロン。麻薬中毒の母、代理父、親友に支えられながら、自分自身を発見していく姿を描いた人間ドラマ。

参考ポイント:明るいネオンの光は、この映画の美しさを物語ります。また、主人公の少年期を表現するには、学校が背景の写真や、父親像との心の触れ合いが感じられる写真が効果的です。

今年のアカデミー賞ノミネート作品に感化された写真は、iStock by Getty Imagesをご覧ください。

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1人のカメラマンの人生の軌跡:爆発物からレッドカーペットへ http://stories.gettyimages.com/ja/1%e4%ba%ba%e3%81%ae%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%ba%ba%e7%94%9f%e3%81%ae%e8%bb%8c%e8%b7%a1%ef%bc%9a%e7%88%86%e7%99%ba%e7%89%a9%e3%81%8b%e3%82%89%e3%83%ac%e3%83%83%e3%83%89/ Thu, 26 Jan 2017 22:54:15 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24508

イギリス空軍(RAF:Royal Air Force)のために爆発物を撮影することで写真研修を受けたフォトグラ […]

ポスト 1人のカメラマンの人生の軌跡:爆発物からレッドカーペットへ 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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イギリス空軍(RAF:Royal Air Force)のために爆発物を撮影することで写真研修を受けたフォトグラファーは、ニールソン・バーナード以外に誰もいないだろう。

イギリス東部にあるエセックス州の小さな村ストー・マリーズで育ったバーナードは、16歳の時に親元を離れてRAFに入隊した。その後13.5年間は、爆発物処理隊の一員として中東、ヨーロッパ、アフリカ中を転々とし、安全な爆発物除去作戦をRAFが実施できるように、彼曰く「爆発するものなら何でも」撮影した。しかし、完全に実用上の目的で撮る写真には、クリエイティビティの余地などなかったそうだ。

現在のバーナードが写真に収める被写体は、爆発物とは全く異なるものとなった。ゲッティイメージズの北米部門でチーフエンターテイメントフォトグラファーを務める彼は、映画プレミア、授賞式、製品発表会など、有名セレブが登場するイベントをはしごして撮影している。

「同じ撮影でも、今の仕事は以前とは大違いです」と話すバーナード。「毎日毎日が全然違うのです。中東のドバイにいたかと思えば、アメリカユタ州のサンダンス映画祭を撮影したりしています。この生活をとても楽しんでいますよ」

RAFを除隊した時点では、ハリウッドの大スターを撮影する人生など考えもしなかったバーナードは、ニューヨークに引っ越し、ヘルズ・キッチンと呼ばれる地区のレストランで支配人をしていた。1年ほど経ったころ、有名クラブのThe Limelight(ザ・ライムライト)でレコードリリースパーティが開かれることになり、友人に撮影を頼まれて、除隊後初めてプロとしてカメラを手にした。そんな彼は撮影当日、写真の経験が10年以上あるにも関わらず、準備のなさを痛感したのだった。

「ホワイトバランスや露出のことを、私は何も知らなかったのです。フラッシュをたきながら、自分が何をしているのか自分でもわからない状態でした」と話すバーナード。「私の無知は写真にも現れていました。何かをカメラに収めることができただけでも驚きでした」

しかし、バーナードはこの経験を新しい体験へと変えて、写真をキャリアとしてやっていくことを決意した。妻と一緒にロサンゼルスへ引っ越して間もなく、まだポートフォリオもなかったが、フォトエージェンシーのPicture Perfect(ピクチャー・パーフェクト)とコントリビューター契約を結ぶことができたのだ。

「あの時自分を雇ってもらえたことに、今でもびっくりしますよ」と話すバーナード。

中古のカメラと、撮影に関する本を手当たり次第購入したバーナードは、新しい仕事に心の底から身を入れた。映画プレミアやパーティに毎日出かけては、レッドカーペットを飾るエンタメ界の大物をカメラに収めようと、他の写真家と押し合いへし合いながら、当初は彼曰く「取るに足らない写真」を撮影していた。

「フォトグラファーが並んでいる列で、私は3列目にいました。前列の人の頭上よりも高くなるように、首を長く伸ばして撮影していましたね」と話すバーナード。「2列目に行ければラッキーな日でしたよ」

徐々に実力をつけていったバーナードは、ロサンゼルスの別のエージェンシーの代表カメラマンに昇格した。その後ニューヨークを訪問していた時に、ゲッティイメージズと仕事をすることを彼の目標にしたのだった。

「ちょうどファッションウィークの期間中でした」と話すバーナード。「会場のブライアント・パークに設置されたテント内に忍び込んだ私は、担当エディターを2人連れた観客の1人と出会いました。そこから次々と話が進んでいき、コントリビューター契約に至ったのです」

以来バーナードは、世界中で最も有名で影響力のある人々を撮影してきた。2016年には、当時の米大統領バラク・オバマと、撮影のために二度も会っている。しかし、彼の一番のお気に入りは、2008年に、今は亡きニューヨークの老舗おもちゃ屋FAO Schwarz(ファオ・シュワルツ)で、米テレビ番組『SESAME STREET(セサミストリート)』でお馴染みのマペットキャラクターを撮影した時のことだ。

「仕事中にあんなに笑ったのは初めてですよ」と話すバーナード。

過去4年間はスタッフフォトグラファーとして活躍しているバーナードだが、業界の変化に遅れをとらないようにするためには、新しいテクノロジーを常に取り入れていく必要があることを認識しているそうだ。例えば、2017年1月に行われたゴールデングローブ賞では、スターがリムジンから降りる姿をロボットカメラを使って撮影する特権が、ゲッティイメージズのフォトグラファーに与えられた。リムジン内に入ることを許可されるフォトグラファーはいないため、特別な写真ができあがったのは言うまでもない。

「私はものすごいガリ勉で、それを自慢に思っています」と話すバーナード。「時代を先取りし続けるために、とにかく頑張っています」

写真以外のことをするなんて、バーナードには想像できないのだ。

「野外のミュージックフェスティバルで、雨に打たれて顔には泥が飛んでくる中、カメラをビニール袋で覆って撮影していた時に、“自分は何をやっているんだろう”と思ったことは、1、2回あります」と話すバーナード。「でも、この思いは長くは続きません。写真が大好きな仕事であることに、すぐ気付きますから」

 

ニールソン・バーナードの写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。

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フォトエディターが選ぶ2016年の写真 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%88%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%8c%e9%81%b8%e3%81%b62016%e5%b9%b4%e3%81%ae%e5%86%99%e7%9c%9f/ Thu, 15 Dec 2016 18:11:42 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=24129

ゲッティイメージズのフォトエディターは、フォトグラファーが撮影した写真が数秒内に届けられ、世界中の出来事をほと […]

ポスト フォトエディターが選ぶ2016年の写真 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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ゲッティイメージズのフォトエディターは、フォトグラファーが撮影した写真が数秒内に届けられ、世界中の出来事をほとんど間近で見ています。エディターが毎日見る写真の量は膨大で、その中でもベストの写真は表現することが難しい力強さが漲っています。次に紹介する写真はエディターが選ぶ2016年印象に残ったベストショットです。皆さんにもここから何かを感じて貰えれば幸いです。

ジム・ダイソン
Picture Desk Manger, London

「この写真は私を釘付けにした一枚で、移民問題と子供達の窮状の恐怖と騒乱を伝えています。日々深刻な写真を扱っていると、ある程度鈍感になりがちですが、この写真には特に大きな影響力を感じました。今年の夏に双子の父親になったことも理由の一つです。赤ちゃんの驚くような表情は、愛おしくもあり心が痛む瞬間でもあります。

キー・ロバートソン
Senior Picture Desk Editor, London

「目を引いた写真は、サンモリッツで行われたワールドカップ決勝戦の女子スーパー大回転でのティナ・ワイラターの躍動感あるショットです。動き、景色、天気、ドラマの全ての要素が組み合ったとき、ウィインタースポーツの写真はスポーツ写真の中で最高の一枚になります。この写真では、フォトグファーのマティアス・ヘングストが絶好のポジションからカメラを構え、撮影スキルとカメラの能力を活かして、驚くべきい一瞬を撮影しました」。

アンディ・キス
Senior Picture Desk Editor, New York

「大統領選を通じて、ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏の感情が表情に滲み出ている写真を多く見てきました。私がこの写真を気に入っている理由は、写真の力強さが感情を押し殺そうとしているところから来ているからです。一つの例としてこの写真は、ヒラリー・クリントンとその支持者達が選挙に負けたときに押し寄せた、苦い失望感と屈服感を捉えています。

ルビー・ヴァラウ
Picture Desk Editor, Los Angeles

「エディターとして好きな瞬間は、フォトグラファーが驚かせてくれるときです。この写真は、素晴らしい構図、証明や瞬間だけでなく、フォトグラファー自身の個性が現れています。撮影者のリンタオ・チャンは、撮影しながら予想を覆すような何かを探していました。この写真はファッションやモデルに焦点を合わせず、シルエットとフィルターを使うことでエレガントな瞬間を捉えています。私はフォトグラファーがイベントで普通の写真をとるだけでなく、彼らの冒険心を押し出すような写真も好きです」。

ビクトリア・ミドルトン
Senior Picture Desk Editor, London

「私が夜勤で働いているときに、フォトグラファーのカール・コートがこの写真を送ってきました。その時ひどく衝撃を受けたのを覚えています。おそらく7歳か8歳くらいの無邪気な少年が自転車に乗りながら、カメラをまっすぐ見つめています。そして燃え続ける火の様子と並べられています。この写真は見る人を引き込み、この少年やその家族、さらにISISの影響を受けた全ての人の将来はどうなるのかという、疑問を提示します。写真に溢れる世界の中で、この写真はまさに私の目を留めさせ考えさせる機会を作りました」。

ジェリー・フィアンダカ
Picture Desk Editor, New York

「2016年はおそらく政治分断、恐ろしいテロ、著名なセレブリティーの死去など多くのことがありました。一人のエディターとして働いていると、日々悲しい出来事の写真を多く見るため、良いことを忘れがちです。そんな中でもスポーツイベントは今年の救いです。クリーブランド・インディアンスがついに優勝を勝ち取り、シカゴ・カブスが108年ぶりにワールドシリーズで優勝し、そしてリオオリンピックがありました。レースに負傷したアビー・ダゴスティーを助けるニッキ・ハンブリンの写真は、オリンピック精神の全てが凝縮されています。それは世界が一つになり、違いを乗り越えて、共通の人間性を認め合うことです」。

ヒラリー・マルキエビッチ
Picture Desk Editor, New York

「アレックス・ウォンが撮影したオバマ大統領の写真を見るたびに、微笑まずにはいられません。娘が携帯電話でセルフィーを取る姿をまねたこの写真には、自由の国アメリカのリーダーであると同時に父親である一人の男性を垣間見ることができます。エディターとして、大統領のお茶目な振る舞いと「親父ジョーク」というユーモアセンスの瞬間を捉えた一枚を目にできなくなることが、一番寂しいことです。

マイケル・ボッキエリ
シニア写真デスクエディター、ニューヨーク

「多くの宇宙着陸の写真を見てきましたが、NASAのビル・インガルズが撮影したこの写真には特別な歴史的な価値があります。インガルズは、ロシアのヘリコプターが雲の中を漂流ながらソユーズ宇宙船を追跡した様子を、ヘリコプターの中から撮影しています。ヘリコプターにはNASAのコマンダー、スコット・ケリー、ロシア人宇宙飛行士ミハイル・コルニエンコ、ロスコスモスのセルゲイ・ヴォルコフというExpedition 46のメンバーが乗船していました。ケリーとコルニエンコは長期にわたる無重力状態が人体に及ぼす影響についての情報を収集するために、国際宇宙ステーションで記録的な長期任務を達成したばかりでした。これは、火星への人類移住を実現させるために必要な多くの手順のほんの一部です。火星は地球に続いて太陽系で最も住みやすい惑星で、人類の進歩において地球の外に人類の住める場所を拡大することは非常に重要です。」

Cチェルシー・ゲグリーエルミノ
Senior Picture Desk Editor, Los Angeles

「エンターテイメント写真のエディターである私にとって、この写真は2016年を完璧に表現するものです。これを見ると、サイバーカルチャー、隠し撮り、オリジナル芸術作品とのあいまいな境界について考えさせられます。スコット・マーシュの壁画はゲッティ イメージズの専属フォトグラファー、ジェイソン・メリットが撮影した写真から作成されたジェン・ルイスによるミームに基づています。ブランドン・ソーンの写真は、写真の所有権をゲッティ イメージズのフォトグラファーに戻しました。ようやく元の鞘に戻ったかのように見えたとき、私は写真に写っている手について考えます。写真を撮った人はおそらくこれをInstagramに投稿して、すべてがもう一度繰り返されるのです!」

クリスタル・グロウ
Picture Desk Editor, New York

「ニュースデスクのエディターである私たちは悲劇的なもの、栄光の一瞬を捉えたものにかかわらず、重大なニュース速報の写真を最初に目にするという喜びと責任の両方を負います。この写真はフロリダ州オーランドのナイトクラブ「パルス」で起きた銃乱射事件の翌日、死者49人、負傷者53人というアメリカの歴史上最悪の集団銃撃事件を悼んで国内から集まってきたときに、撮影されたものです。銃撃事件の数時間後、悲しみ、混沌、損失、絶望を表した写真ばかりが届く中、デビッド・マクニューの抵抗、愛、強さ、団結を表した写真は、情報を伝え、人々を啓蒙し、複雑な考えと感情を優雅に美しく伝えるという写真の可能性を非常に感動的かつ力強く思い出させてくれました。

サラ・モリス
Senior Picture Desk Editor, Los Angeles

「ファッションウィークからの写真は照明、舞台装置、メイクアップ、スタイリングなどのすべてがフォトグラファーを刺激し、非常にクリエイティブなショットが期待できるため、編集作業も非常に楽しいものです。このミラノファッションウィークにアントニオ・マラス ショーのバックステージを捉えた写真は見事なものです。背景の暗い色彩とモデルの唇の色が白い肌との美しい対比をみせています。フィルターをうまく使用してフレームの端にソフトフォーカス効果を出すことで、自然にモデルの鋭い表情に目が行きます。この写真はすべてが計算しつくされたスタジオではなくファッションショーの慌ただしさで有名なバックステージという環境で撮影されたことを考えると、なおさら注目に値します。こういったすべての要素が組み合わされて、絵画のような作品になっており、バックステージを撮った他の写真と比べて非常にユニークな写真と言えます。」

マット・ブライス
Senior Picture Desk Editor, Sydney

「今年度のオーストラリアオープン戦でキャメロン・スペンサーが撮影したこの写真を編集できたのはラッキーでした。これをみた瞬間「これは、マジですごい!」と思いました。テニスの写真をずっと担当していますが、こんな写真は見たことがありません。ほぼフルフレームで撮影されていて、鮮明で、一番大切な、動きが完璧です。テニス選手が完全に地面と平行になってプレーしているのを見たことがありますか?」

ジョン・キーブル
Senior Picture Desk Editor, London

「僕たちは「あっ!」と驚かされるような素晴らしい写真を毎日目にしています。この写真を見たとき、状況の悲しさに心打たれました。よく見ると、2人の男の子は2人を慰めようとして与えられたチョコレートバーとお菓子をしっかり握っているのに気が付きました。息子が同じ年頃だったときを思い返して、どんなに息子を守ってやりたいと思っていたかを思い出します。そしてチョコレートバーで息子をなだめようとして、息子がこの写真の男の子たちと同じようにチョコレートバーを握りしめていたことも思い出します。私にとって、この写真は画像の力を体現しています。立ち止まらせ、悲しい思いにさせ、この男の子たちの生活と彼らが置かれた状況について考えさせられます。昔を振り返り、ありがたいと思うようにもなりました。」

ラリー・カッチャル
Senior Picture Desk Editor, New York

「この写真がデスクに届いたとき、思わず身体を起こして、メモを取りました。コントリビューターのアレクサンダー・コーナーの写真を長い間見つめていました。ずっと先頭を維持していたランナーが伸び悩み、3位になった弟に助けられて2位になったという事実のおかげで、この写真は優れた写真に欠かせない要素、ドラマ、ニュース性、構図を備えた一枚として深く記憶に刻まれることになりました。」

ショーン・コンウェイ
Senior Picture Desk Editor, London

「毎日目にする素晴らしい画像の中からひとつの写真を選ぶのは非常に大変な作業です。
とは言え、コンテンツ提供パートナーのアナドールが撮影したこの写真のなかで難民たちが経てきた旅ほどに大変なことなど何もありません。「より良い生活」のためのこの旅がいかに危険であるかがひとつの写真に凝縮されています。」

エリーズ・シヴァリー
Picture Desk Editor, Los Angeles

「ビル・マレーのこの表情とここで捉えられている感情が好きです。まさに“決定的な瞬間”の完璧な例です。」

サイモン・ブラウン
Senior Picture Desk Editor, London

「スチュアート・C・ウィルソンの写真を初めて目にしたのは、通勤中に『The Guardian』紙の一面を見たときのことでした。非常にグラフィックで印象的だったので文字通り立ち止まって写真に見入ったものです。本当に引きこまれる写真です。この写真も異なる角度から撮影に取り組むという「別の視点」の技術が生かされた一枚です。」

ホアン・ラモス
Picture Desk Editor, New York

「ロサンゼルス在住のデビッド・マクニューが撮影したこの写真は警察とトランプ反対派の人たちとの間の神経をとがらせた瞬間を捉えています。この日届いた大量の写真のなかでも、この写真は10年間にわたるエディトリアルの客観性に対して試練を課す極めて繊細な絶望感を引き起こします。政治的、社会的、文化的な対話が怒りの衝突となり、自宅が二度と同じままではなくなる歴史的な断崖の瞬間でした。

ジュリア・リープシャー
Senior Picture Desk Editor, London

「メルセデスベンツ中国ファッションウィーク春夏2017のフォトグラファーのリントウ・チャンが撮影した一連の写真を編集していたとき、数千枚もの写真のなかで見事に捉えられたこの写真が私の目に飛び込んできました。モノクロの画像と、クリーンなラインと透明なヴェールが対照的で、見事に結合されています。観客を構図に取り入れていることで、祈りの場のような雰囲気が生まれています。」

レイチェル・ジャクソン
Senior Picture Desk Editor, Los Angeles

「公衆の目にさらされて成長するのはどういうものなのか想像できませんし、カリブ海に行ったこともありません。この写真が好きな理由は場所と時間の雰囲気がよく表れているからです。この写真に写っている人々は美しい熱帯の島にバカンスに来ているのに、ハリー王子がここを通りかかり、時間がそこで止まっています。ハリー王子が自分のすべきことをしている間、あらゆる人々の関心が彼に注がれています。

アフトン・アルマラス
Senior Picture Desk Editor, New York

「ドナルド・トランプがRNCのステージを威風堂々と歩いてきて妻のメラニー・トランプを紹介したときのことは忘れられません。スタッフフォトグラファーのアレックス・ウォンは完璧な位置に構えて、この異例の登場の様子を捉えています。トランプが早めに登場するかどうか、もし登場する場合どのように登場するかは知られされていませんでした。現場で編集しているときに、メディアルームでクイーンの『We Are the Champions』が流れはじめてから数秒以内に、アレックス・ウォンからトランプがレスリングのWWEスタイルで堂々と登場する様子を捉えた写真がチームに届いたことを覚えています。バックライトで照らされた煙のなかを歩いてくるトランプを捉えたこの写真は見た途端忘れられない一枚となり、劇的な登場の様子だけでなく、彼のショーマンシップの大きさと尊大な人格を物語っています。」

レベッカ・ダウンズ
Senior Picture Desk Editor, London

「2016年6月24日の朝は夢を見ているようでした。私たちロンドンっ子のほとんどが呆然とさせられました。イギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票の結果が明らかになり、純粋な喜びから不安まで英国全土からの反応がメディアを通じて報じられていました。この忙しい朝、多くの写真を扱いましたが、この結果への残留派の反応を捉えたロブ・ストザードの写真ほど衝撃的なこの結果をうまく捉えたものはありませんでした。紛れもない驚きと失望が見事にありのままに捉えられていて、48.1%の英国民の感情を見事に映し出しています。この写真を見たとたん、私はこの写真とジャック・テイラーの離脱派の人たちが喜ぶ様子を捉えた写真とともに、@GettyImagesNewsを通じてすばやくTwitterにシェアしました。非常に強烈な対比を表しています。」

ブランドン・チョウ
Picture Desk Editor, Los Angeles

「ハイディ・クラム本人の分身である衣装はモデルであるナルシシズムに対してユーモアたっぷりにコメントされました。今日のInstagram文化において、特に現代を象徴する写真で、ハイディ・クラムは自分自身を5人のモデルで複製して自己執着心を次のレベルで表現しています。ハイディ・クラムの表情はレッドカーペット並みですが、他のモデルたちは不気味なほどに違います。全員がモデルで、そっくりでありながらわずかに違うモデルたちとクラムとの違いは無視できません。この何かが狂っているという感じがこの写真を非常に興味深く、型破りな作品にしています。ハロウィンが魂をまどわす日であるなら、ハイディ・クラムはその魂全部をたやすく欺いたことでしょう。」

マリベル・デ・ラ・トッレ
Senior Picture Desk Editor, New York

「今年は愛着のある写真がたくさんありましたが、マリオ・タマが撮影したブラジルのジカウィルスを扱った最初のシリーズの写真は私にとって非常に特別なものでした。この時初めて、この伝染病について真剣に考えるようになったからです。母親と息子との間の静かな時間がこの大惨事を世界に伝える上で表したタマの配慮を裏付けています。」

エイミー・ゼレンスキー
Senior Picture Desk Editor, London

「3月ブリュッセル空港は自爆テロ行為により閉鎖されました。フォトグラファーが、当局が一帯を閉鎖する前に現場にすばやく到着して、被害者の様子を記録することは稀です。しかし、この場合には、テロ攻撃が発生したとき、ジョージア人ジャーナリストのケイティバン・カーダバは旅行中だったので、現場を撮影できたのです。右側の女性は客室乗務員ですが、何も知らずに空港や駅を通って日々の日課をこなしている私たちの誰にでも起こり得ることです。この女性の疲労感、ショック、困惑は私たちの共感を呼びます。こちらをまっすぐ見据えていて、私たちは彼女と自爆爆弾の影響を示す衣服の乱れから目をそらすことができません。左側の女性は電話で誰かと話していて、おそらく、助けを求めたり、親しい人に安全を伝えているのでしょうが、その彼女の手は血まみれです。この写真に写っているのは死の間際にある、または死んでしまった被害者の生死の瞬間ではありません。2人の女性は置かれた状況に対処しているのです。テロの生存者であるという混沌の瞬間を写し出した恐ろしい写真です。」

2016年を特徴づけた瞬間を捉えた写真がたくさんありますので、Getty Images’ 2016 in Focusのデジタルエクスペリエンスでご覧ください。

ポスト フォトエディターが選ぶ2016年の写真 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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ビジュアルトレンド「メスセティクス」とApple MacBook Proの広告 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%8c%e3%83%a1%e3%82%b9%e3%82%bb%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%af%e3%82%b9%e3%80%8d%e3%81%a8apple-macbook-pro%e3%81%ae/ Mon, 19 Dec 2016 22:19:05 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23946

人目を惹く広告を制作することで有名なApple(アップル)。タッチバーを搭載した新型モデルのMacBook P […]

ポスト ビジュアルトレンド「メスセティクス」とApple MacBook Proの広告 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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人目を惹く広告を制作することで有名なApple(アップル)。タッチバーを搭載した新型モデルのMacBook Pro(マックブックプロ)のキャンペーンでは、カラフルな色のパウダーが花火のように弾ける映像が印象的です。美しくも散らかった状況から生まれる刺激と意外性は、見る人を楽しませてくれます。

これは、ゲッティイメージズが予測した2016年のビジュアルトレンドの1つ、「Messthetics(メスセティックス)」が表現された実例でもあります。

見る人を打ちのめすような醜い美しさにフォーカスしているこのトレンドは、汚れのない綺麗さや意外性に欠ける退屈さを取り除くことで、もっと人間臭さを出そうとした結果生まれました。

下の長編ビデオでは、このトレンドをさらに一歩前進させたアイデアで、MacBook Proのデザイン、性能、機能を紹介しています。デバイスを解体してごちゃごちゃした内部を見せることにより、見る人の興味を引いておいたところに、今度は鮮やかな色の爆弾を炸裂させて目を驚かせる。これは、Appleテクノロジーの素晴らしさを効果的に演出する方法だといえます。

「このトレンドには、予測ができない驚きの精神が詰まっています。効果的なキャンペーンを展開して、革新的な消費者体験を提供することに役立つはずです」と、ゲッティイメージズのシニアアートディレクターを務めるゲンマ・フレッチャーは言います。「なぜなら、このような常識とは逆のアプローチは、せわしない市場の中で一際目立つ可能性がたくさん秘められているからです」

 

醜い美しさを表現した写真は、ゲッティイメージズおよびiStock by Getty Imagesをご覧ください。

ポスト ビジュアルトレンド「メスセティクス」とApple MacBook Proの広告 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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レオナルド・ディカプリオのオスカー初受賞で捉えられた喜びと友情 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%ac%e3%82%aa%e3%83%8a%e3%83%ab%e3%83%89%e3%83%bb%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%97%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%81%ae%e3%82%aa%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%bc%e5%88%9d%e5%8f%97%e8%b3%9e%e3%81%a7%e6%8d%89/ Fri, 11 Nov 2016 15:11:28 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23694

映画の祭典「アカデミー賞授賞式」。第88回を迎えた2016年は、20年以上前に初ノミネートされてから6度目(俳 […]

ポスト レオナルド・ディカプリオのオスカー初受賞で捉えられた喜びと友情 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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映画の祭典「アカデミー賞授賞式」。第88回を迎えた2016年は、20年以上前に初ノミネートされてから6度目(俳優部門では5度目)のノミネートとなったレオナルド・ディカプリオに注目が集まっていた。そして遂に念願の時が訪れた。彼は『レヴェナント:蘇えりし者』で主演男優賞を受賞し、“無冠の帝王”の名を返上したのだ。

ディカプリオが栄光に輝いた瞬間をバックステージで目撃した1人がここにいる。ゲッティイメージズフォトグラファーのクリス・ポークだ。

10年以上に渡ってエンターテイメント界の大物をカメラに収めてきたポークは、その時の様子を次のように語っている。「彼がキャリアにおいてずっと頑張り続けてきたことです。受賞の意味はとても大きく、私にも大きな責任があると感じました」

『タイタニック』で共演した大親友のケイト・ウィンスレットは、涙ぐみながらディカプリオに祝福のまなざしを向けた。

「彼にとってこれがどんなに大きな出来事かは、写真を見れば分かるはずです」と話すポーク。「そんな瞬間を他の誰とでもなく私と分かち合ってもらえると思うと、フォトグラファーであることは特別なことです」

アカデミー賞授賞式を撮影するのはこれで4回目となるが、このイベントが毎年注目に値する理由は、セレブリティや式典の華やかさだけでなく、彼らが心から嬉しさと喜びを感じていて、写真を撮られることに好意的であるからだと話すポーク。

会場のオーディエンスと世界中の何百万人もの視聴者を前に、オスカー像を高々と掲げるディカプリオの姿を、テレビカメラに映らないようにステージで身をかがめながら撮影したポーク。そして受賞スピーチが終わると、ポークはすぐに移動して、舞台裏に入ってくるディカプリオを撮影し続けた。

「ステージを去った後、受賞者が彼らの家族や友人よりも先に会うことになるのが、私のようなフォトグラファーです。その時のリアクションは本物です」と話すポーク。「彼らが考えていることの中に入り込んでしまうのと同じような感覚になれます」

見事なオスカー写真ができあがり、改めて受賞の重みを感じさせられたポーク。

「ディカプリオは本当にプロフェッショナルですよ」と話すポーク。「彼は100パーセントの存在感を見せてくれました。彼の受賞に携わることができたのは素晴らしい経験です」

授賞式の最後には、出席者や受賞者がステージ上に集まって互いに祝福し合っていた。そこでポークは、ディカプリオを長年サポートし続けてきたケイト・ウィンスレットが彼と抱き合って喜びを分かち合う瞬間を撮影することに成功した。

「ディカプリオは、彼の受賞体験に私たちを参加させてくれたのです」と話すポーク。「彼がケイトを抱きしめている姿を捉えた素晴らしい写真ができあがりました。このような瞬間を撮影できる機会は、オスカー以外にありません」

 

2016年の決定的瞬間を捉えた写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。また、2016年に最も印象に残ったエディトリアル写真を『Year in Focus(イヤー・イン・フォーカス)』に集めて紹介します。こちらも是非ご覧ください。

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2017年ビジュアルトレンドの概要 http://stories.gettyimages.com/ja/2017%e5%b9%b4%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e6%a6%82%e8%a6%81/ Wed, 16 Nov 2016 15:23:12 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23780

2017年の広告写真・ビジュアルトレンドをゲッティイメージズが検索キーワード、ダウンロード数、実際の広告を分析してまとめました。近年続く女性の描かれ方の変化、GoPro、ドローン、さらには360度カメラの登場などテクノロジーの進化による変化を実例と共にご紹介します。

ポスト 2017年ビジュアルトレンドの概要 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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ソーシャルメディアやエッセイ、広告などで見るビジュアルはどれも、私たちの世界に対する理解を示しています。しかし、今後1年間に登場してくるビジュアルを予測することは可能なのでしょうか?

答えは「はい」です。

毎年ゲッティイメージズのクリエイティブチームは、数百万点を超えるライセンス購入された素材のダウンロードデータや検索を分析するとともに、メディアやポップカルチャー、広告、アートシーンの重要なイベントを研究することで、将来トレンドになるビジュアルを正確に予測しています。

これまで私たちが予測したビジュアルトレンドは、現実と多くの一致を生み出しています。

2016年ビジュアルトレンド中間レポートを見てもお分かりのように、ゲッティイメージズが予測したビジュアルトレンドは、世界中の受賞広告キャンペーンや有名ギャラリーなどで見ることができました。例えば、2016年のトレンド「Extended Human(エクステンデット・ヒューマン)」は、世界有数のファッションイベント「Manus x Machina: Fashion in an Age of Technology(手×機械:テクノロジー時代におけるファッション)」など様々な形で見ることができました。また、「Messthetics(メスセティックス)」は、Nike Liquid(ナイキ・リキッド)​やApple(アップル)のiPhoneの背面デザイン、MacBook Pro(マックブックプロ)のキャンペーンで見かけました。さらに、私たちが2014年に予測したビジュアルトレンド「Genderblend(ジェンダーブレンド)」は、化粧品ブランド「CoverGirl(カバーガール)」で初めて男性モデルが起用されたように、さらに発展を続けています。

それでは来年2017年のビジュアルトレンドはどうなるでしょうか?

6つのキーワードを基にご紹介します。

  1. 「Virtuality(バーチャリティ)」:このトレンドの原点はソーシャルメディアの発達です。インスタグラムは、一人称視点で撮影された写真や映像をすぐにアップできることを可能にしています。そしてSnapchat(スナップチャット)やインスタグラムのストーリー機能によって、さらにその傾向は高まっています。瞬時に作成されたコンテンツには、リハーサル感がなく、親しみがあり、外部からのフィルターがありません。それによって、驚くほど親しみのある体験をすることができます。「Virtuality(バーチャリティ)」は、このような親しみやすさを広げています。消費者は、写真を見るよりも、むしろ写真の中にいる、体験している感覚を持っています。

     

    1. 「Color Surge(カラーサージ)」:抑え目の色調でビンテージ風のフィルターがかかった写真にしばらく人気が集まっていましたが、大胆な色合いに対する人気が上昇しています。モノトーンでも、奇抜な色でも、美しい補色対比でも、ユニークで力強い色の組み合わせが急増することは確実です。クリエイターが従来のカラーパレットや“正しい”とされている理論から自身を解放する力を表現するトレンドが、「Color Surge(カラーサージ)」です。過去のルールを破り、一見不自然に見える配色を受け入れることによって、今までできなかった方法で色を使用してこそ、ビジュアルコミュニケーションの高度化を実現することが可能になります。

     

    1. 「Unfiltered(アンフィルタード)」:現実をそのまま捉えて伝えるドキュメンタリーの美学的思想が強くなってきています。このフィルターを通さないビジュアル表現トレンドが、「Unfiltered(アンフィルタード)」です。より力強く物語を語るために、企業はブランドコミュニケーションにフォトジャーナリズム的な写真を積極的に取り入れています。2004年から追跡し続けているトレンドの「Authenticity(オーセンティシティ)」でも、信頼感や現実味が増すとメッセージが伝わりやすくなることは説明済みです。また、新しい形の「Authenticity(オーセンティシティ)」として、2015年には「Outsider In(アウトサイダー・イン)」を予測しました。アンチヒーロー精神が高まると同時に、人々はノンコンフォーミティ(集団に従わない姿勢・非強調性)を表現したビジュアルを好むようになりました。向上心や憧れなどが華やかに表現される広告が多い中で、今後はそれとは正反対の美しさが心を奪うようになるはずです。

     

    1. 「Gritty Woman(グリティ・ウーマン)」:ジェンダーにまつわる議論が白熱する中、新しいタイプの女性の登場により、私たちは見直しの時を迎えています。彼女たちはフェミニストの戦士であり、見た目よりも中身を重視する飛び抜けた個性の持ち主です。先駆的な女性や固定観念に囚われない女の子を表現した写真に対する需要が高まり始め、ゲッティイメージズが「Female Rising(フィメール・ライジング)」というトレンドを特定したのは2013年のことですが、スタイルの移り変わりはあっても、常に“女性の台頭”が大きなテーマとなっています。また、メディアや社会では性別に対する境界があいまいになってきており、男性も女性も自分らしさを表現することが重要であるという点で、「Gritty Woman(グリティ・ウーマン)」は、2015年のトレンドの「Genderblend(ジェンダーブレンド)」の延長線上にあるとも言えます。さらに、人間の生々しさや醜さが感じられる2016年のトレンド「Messthetics(メスセティックス)」にも通じるものがあります。

     

    1. 「Global Neighborhood(グローバル・ネイバーフッド)」:かつてないほど人、物、情報が世界中を駆け巡っており、社会そしてビジュアルにも新たな影響が現れています。グローバル化が進み、海外移住する人が増えれば、多様性が更に多様化するのも当然です。国境の存在が薄れ、多種多様な人との社会的な繋がりが広がりつつある世界において、文化的なアイデンティティは、生まれ育った国や国籍だけでは決めることができなくなるほど、より複雑で幅広いものとなりました。つまり、集団としての文化的なアイデンティティを形成するものは、場所ではなく信じる心であり、この流動性を尊重するトレンドが「Global Neighborhood(グローバル・ネイバーフッド)」です。

     

    1. 「New Naivety(ニュー・ナイーブティ)」:ソーシャルメディア初期に見られたような“いかにも作られた感じがする”洗練美は、インスタグラムやスナップチャットを主な活動の場とするミレニアル世代には受け入れられないスタイルです。彼らが求めているのは、自然で遊び心にあふれており、時にはぎこちなさや気まずさを感じさせるようなビジュアルであり、このトレンドを「New Naivety(ニュー・ナイーブティ)」と呼んでいます。豪華で見栄えがするものではなく、自然で楽しくゆるい感じのブランディングが効果を発揮するため、企業は、自然体で笑いを誘う未加工のビジュアルで消費者にアプローチしていくことになります。

     2017年ビジュアルトレンドの詳細は、『Creative in Focus(クリエイティブ・イン・フォーカス)』(英語)をご覧ください。

ポスト 2017年ビジュアルトレンドの概要 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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2016年米大統領選で一番ダウンロードされた写真は? http://stories.gettyimages.com/ja/2016%e5%b9%b4%e7%b1%b3%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e9%81%b8%e3%81%a7%e4%b8%80%e7%95%aa%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%86%99%e7%9c%9f%e3%81%af/ Thu, 03 Nov 2016 21:15:08 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23581

2016年米大統領選挙中に撮影されたドナルド・トランプ氏の写真は何千枚にも及ぶが、その中でも一際飛び抜けた1枚 […]

ポスト 2016年米大統領選で一番ダウンロードされた写真は? 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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2016年米大統領選挙中に撮影されたドナルド・トランプ氏の写真は何千枚にも及ぶが、その中でも一際飛び抜けた1枚がある。それがこの写真だ。今回の大統領選でゲッティイメージズから最もダウンロードされた写真となった。

2015年9月にテキサス州ダラスで開かれたキャンペーン集会にてトランプ氏をこの写真に収めたゲッティイメージズ受賞フォトグラファーのトム・ペニントンは当時、リアリティ番組のスターが共和党の大統領候補指名を獲得することになるとは思ってもいなかったそうだ。

「あの頃のドナルド・トランプ氏は、目新しい存在として注目を集めてはいましたが、真剣に受け止められてはいませんでした」と話すペニントン。「彼がここまで躍進するとは、誰も想像できなかったことです」

選挙戦においてまだまだ早い時期であったため、ペニントンはトランプ氏のキャンペーン側から制限されることなく、集会が開かれたAmerican Airlines Center(アメリカン・エアラインズ・センター)会場内を自由に歩き回って撮影することができた。背景をぼかしてトランプ氏の顔がフォーカスされるようにしたかったため、望遠レンズを使って演壇から30メートル弱の所からこの写真を撮ることに成功したペニントン。

「トランプ氏が、高台をパレードのようにゆっくりと入場してきました。オーディエンスに向かって手を振りながら姿を現し、ちょうど真っ正面にこちらを向いた瞬間を捉えたので、彼のジェスチャーと髪に焦点を当てることができました」と話すペニントン。「トランプ氏が作る顔の表情はとても豊かなので、それを強調したかったのです」

ニュース写真で経歴を築いた後、現在は主にスポーツイベントを撮影しているペニントン。しかし彼にとっては、スポーツ写真の撮影でも政治写真の撮影でも、“参加者の熱意を表現する”という根本原理は同じだ。

「これらのイベントに参加する人たちは、とても情熱的で政治に夢中になっています。そうでなければ、仕事を休んでまで行かないでしょう。この点で、スポーツファンとよく似ています」と話すペニントン。「また、応援する側に関わらず、候補者は素晴らしいショーを見せてくれます。これも、プロのスポーツ選手の場合と同じですよね」

ペニントンにとって、トランプ氏は“ショーマンであり政治家も目指す”完璧な例なのだ。

「候補者はリハーサルどおりに演出するのが通常ですが、トランプ氏の場合は行動や発言を予測することができません」と話すペニントン。「彼は、テレプロンプターに映し出される原稿を読み上げず、話があちらこちらに飛んでしまうことを恐れないのです。政治では、これは非常に稀なケースです」

 

2016年米大統領選の特集写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。

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ビジュアルで気候変動問題に取り組む http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%a7%e6%b0%97%e5%80%99%e5%a4%89%e5%8b%95%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%ab%e5%8f%96%e3%82%8a%e7%b5%84%e3%82%80/ Thu, 13 Oct 2016 21:31:49 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23313

人間は視覚的な生き物であるため、目で見たものだけを信じる傾向にあります。その一例が、私たちを取り巻く環境問題で […]

ポスト ビジュアルで気候変動問題に取り組む 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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人間は視覚的な生き物であるため、目で見たものだけを信じる傾向にあります。その一例が、私たちを取り巻く環境問題です。気候変動、水質汚染、森林破壊などのテーマが人々の間でこれまで以上に話題になっていますが、その影響を自分の目で確認するまでは、問題の重大さを実感できません。

そこで力を発揮するのがビジュアルです。ゲッティイメージズのキャンペーンビデオをご覧ください。たった15秒の映像でも地球の現状を効果的に物語ることが可能です。

フランス人フォトグラファー兼フィルムメーカーのヤン・アルテュベルトランは、空撮で地球の真の姿を捉えることにより、環境啓蒙活動にも力を注いでいます。彼の写真集『Earth From Above(邦題:空から見た地球―21世紀への遺産)』や映画『Home(邦題:HOME 空から見た地球)』は、この美しい地球が壊れつつあることを間近に感じられる作品となっています。事実をデータとして示すよりも、ビジュアルとして表現した方がより大きな反応を生み出せることを十分に認識しているアルテュベルトランは、地球の姿を上空から撮影することで、地球上で起こっている環境破壊の様子を視覚的に証言しています。

「現在の地球環境の状態は深刻です。しかし、統計や調査の情報を数字だけで見せられても、多くの人々は理解できるどころか混乱してしまうのです」と話すアルテュベルトラン。「自然環境は毎年悪化しています。環境問題を伝える時代は終わり、今は誰もが環境問題に取り組む必要があります」

360度写真やバーチャルリアリティ(VR)形式の普及に伴い、より人々の共感を得て感情的な反応を引き起こすことも今まで以上に可能になりました。米スタンフォード大学にあるVHIL(バーチャル・ヒューマン・インタラクション研究所)では、自然保護問題に取り組む全く新しい方法として、VR映像『The Crystal Reef(ザ・クリスタル・リーフ)』を制作しました。

人間の活動によって排出される二酸化炭素が海洋を酸性化させ、魚やサンゴなどの海の生き物が脅かされていることを、VRを通じて身近な問題として感じてもらい行動に移してほしいというのが、研究者たちの願いです。

このVR映像を監督したコーディー・カラーツは、「海の近くに住んでいない人やスキューバダイビングをしない人でも、海の様子をVRで体験できれば、環境保護に向けて行動を変えてくれると思います」と、The Creators Project(ザ・クリエイターズ・プロジェクト)の記事で話しています。

環境保護をテーマに「In Search of Great(素晴らしさを求めて)」キャンペーンで採用されている映像や写真を、ゲッティイメージズでご覧ください。

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写真で社会に変化を促す http://stories.gettyimages.com/ja/%e5%86%99%e7%9c%9f%e3%81%a7%e7%a4%be%e4%bc%9a%e3%81%ab%e5%a4%89%e5%8c%96%e3%82%92%e4%bf%83%e3%81%99/ Wed, 19 Oct 2016 17:07:22 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23424

路線の対立、誹謗中傷、否定的な考えなどが政治で飛び交う今日、「政治とは何か」ということを私たちは見失いかけてい […]

ポスト 写真で社会に変化を促す 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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路線の対立、誹謗中傷、否定的な考えなどが政治で飛び交う今日、「政治とは何か」ということを私たちは見失いかけています。しかし、正しい政治のあり方にするためには、社会に刺激を与える指導者、私たちを立ち止まらせ考えさせる出来事、世の中に変化をもたらす人々の存在が欠かせないはずです。歴史を記録するためだけでなく、社会全体として進化するためにも、このような指導者、出来事、人々から生まれた瞬間を写真や映像に捉えることはゲッティイメージズの任務です。

「重要な瞬間をカメラに収めることは、特別であり難しいことです」と言う、ゲッティイメージズのエディトリアルコンテンツ・バイスプレジデントのパンチョ・ベルナスコーニ。「フォトジャーナリストの最大の役割は、そこにある世界を世の中に見せることだと思っています。各地で何が起こっているのかを捉えるために、地球上のあちこちへフォトグラファーを送り出しています。過去10日間は、ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの専用ジェット機にフォトグラファーを1名ずつ搭乗させました。1人は、和平交渉前のコロンビアの反政府ゲリラを撮影したカメラマンです。もう1人は、アメリカとメキシコの国境となっているリオ・グランデ川を太平洋岸からたどって撮影したカメラマンです」

「私たちの仕事の基本的な側面は、世界の一瞬の出来事を撮影し、より多くの人に、何が起こっているのか共有することです]

毎年、世界に大きな衝撃を与える瞬間が、一部の写真家によって捉えられます。六四天安門事件の直後に撮影された、戦車の行く手を遮る「無名の反逆者」(「戦車男」とも呼ばれる)の映像や、昨年撮影された、溺死してトルコの海岸に横たわる3歳のシリア難民アラン・クルディ君の遺体の写真は、グローバルに共有されなければ見過ごされてしまうような問題の認識を世界レベルで高める力を持っています。

Protester Blocking Tanks Approaching Tiananmen Square

 

TURKEY-GREECE-EUROPE-MIGRANTS

 

このような写真や映像は多くの人々の注目を集めますが、写真や映像自体が変化を生み出すことはできず、変化を促すのが限界だと言うベルナスコーニ。

「変化をもたらす主体や手段になることが、写真や写真家の役割ではありません。社会で起きていることを写真として記録するのが、私たちの仕事です。その写真を見て反応し、どんな行動をとるか決断するのは、社会の役割なのです。その場に居合わせて、知識、経験、感情を全て写真として構成することが、フォトグラファーの持つ力です。写真が共有され、人々の間で会話を展開させることができた時に、変化の力が生まれます。写真の素晴らしさをフォトグラファーが決めることはできません。写真が高みに上がり、公の言説の一部になるかどうかは、その写真に対する社会の考え方次第です」

共有された写真を見て人々が行動を起こして初めて、真の影響が出始めます。

「各自が持つ偏見や先入観は、物の見方と考え方の2通りで現れると思っています。写真は、真実の1/25秒を写したものに過ぎません。つまり、ごく一瞬を切り取った断片です」と、ベルナスコーニは言う。「写真を撮影したフォトグラファーにとって何か意味があっても、その写真が世界に広がると、各自が自分の視点を加えるようになりますが、これこそが写真の持つ力の1つです。良い写真はいくつもの人生を生きることができます。フォトグラファーによる最初の目的以外に、その写真を見た人がそれぞれ異なる目的を付け加えるようになるからです」

政治的な写真の素晴らしい点は、今日の会話を生むだけでなく、今後何年にもわたって影響を与え続けるところです。

「政治的な写真で捉えられた瞬間は、私たちの死後も生き続けます。ゲッティイメージズがアーカイブ写真を所有しているのも、そのためです。おかげで、100年前の写真を見て、今の私たちの心にどれくらい響くか知ることができます。この国や地球が今という瞬間に何をしているのかを、将来の世代に伝える手助けとなるのが、アーカイブ写真です。今日撮った写真も、明日にはアーカイブ入りになるのですから」

 

ゲッティイメージズの写真と映像で制作されたビデオ、『In Search of What’s Next(“次は何か”を求めて)』で、20世紀における大きな変化の瞬間をご覧ください。また、2016年米大統領選の特集写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。

ポスト 写真で社会に変化を促す 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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目を引くビジュアルとは? http://stories.gettyimages.com/ja/%e7%9b%ae%e3%82%92%e5%bc%95%e3%81%8f%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ Tue, 18 Oct 2016 19:05:08 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=23323

ポスト 目を引くビジュアルとは? 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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どんな業界でも、消費者の興味を引いて消費行動に影響を与えることはますます難しくなりました。目の肥えた消費者を振り向かせるためには、高品質なビジュアルを目的に合わせて入念に選ぶ必要があります。ここでは、ユニークで素晴らしいビジュアルを検索するのに役立つ4つのポイントをご紹介します。

 

 

1. 大胆な形と鮮やかな色

色には連想作用があると言われています。例えば、赤なら愛情や活気、青なら落ち着きや信頼、緑なら生命力や健康といったイメージが自然と沸いてくるものです。そこでカラフルな写真を使用すれば、特定の色に絞らずに見る人の目を引くことができます。暖色系なら幸福感や高揚感、寒色系なら平和や信頼感をイメージさせることは、研究でも明らかにされています。色が与える影響を考えながら写真を選ぶことをお勧めします。

検索時のヒント:「幸福」や「穏やか」などのムードを表すキーワードに、「明るい色」や「カラフル」などのキーワードを組み合わせてみましょう。

 

 

2. 人目を引くイラスト

高品質の写真が豊富に揃っていると、イラストの存在を忘れがちですが、イラストには写真に負けない効果があります。人の目を引くために、クリエイティブで関連性の高いグラフィックアートを使用すれば、意外な反応を得ることができます。イラストのスタイルは、超写実的な描写から、抽象的な水彩画、流行のフラットデザイン、シンプルな線画まで様々です。メッセージにぴったりのイラストを使って、写真と違う趣を出してみましょう。

検索時のヒント:「水彩画」、「ベクター」、「ビンテージ ポスター」などのイラストタイプを表すキーワードと、「コーヒー」、「自転車」、「植物」のような具体的なキーワードを組み合わせてみてください。

 

 

3. 斬新な構図

三分割法(三分の一の法則)に従って被写体が配置された写真は、確かにバランスの取れた美しい構図になりますが、必ずしもそのような写真が目立つわけではありません。他から抜きん出るためには、従来の枠を超えた写真が必要となっています。ちょっと変わったクロッピングや意外な角度は、被写体を新しい見方で見ることを可能にします。

検索時のヒント:動作や性質を表す具体的なキーワードに、「真俯瞰」、「ローアングル」、「クローズアップ」のような視点を表すキーワードを組み合わせると、検索結果を絞り込むことができます。

 

 

4. 超至近距離からのディテール

高画質な接写写真は、見る人を小人にして写真の中に誘い込みます。日常のオブジェクトでも、拡大して詳細が浮き彫りになると、何か“とてつもないもの”に変身し、目を楽しませ感覚を刺激します。あまりの至近距離に、オレンジの甘酸っぱい香りや花びらに落ちる水滴を感じられる気分になります。また、貝の渦巻き模様を見ていると睡眠術にかかってしまいそうです。マクロ撮影された写真を使用すれば、ドラマチックに演出できること間違いなしです。

検索時のヒント:「マクロ撮影」、「クローズアップ」、「極端なクローズアップ」、「ズーム」のようなキーワードを組み合わせると、被写体が拡大表示された写真が見つかります。

 

 

人目を引く素晴らしいビジュアルは、ゲッティイメージズおよびiStock by Getty Imagesをご覧ください。

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ヨーロッパのファシズムから、人身売買、死に瀕した川まで、真実を明かす報道写真 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%a8%e3%83%bc%e3%83%ad%e3%83%83%e3%83%91%e3%81%ae%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%b7%e3%82%ba%e3%83%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%81%e4%ba%ba%e8%ba%ab%e5%a3%b2%e8%b2%b7%e3%80%81%e6%ad%bb%e3%81%ab%e7%80%95/ Mon, 12 Sep 2016 21:11:12 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=22448

写真家パオロ・マルチェッティは、イタリア人のスキンヘッド団体から信頼を得て撮影するまでに、3ヶ月の時間を要した […]

ポスト ヨーロッパのファシズムから、人身売買、死に瀕した川まで、真実を明かす報道写真 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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写真家パオロ・マルチェッティは、イタリア人のスキンヘッド団体から信頼を得て撮影するまでに、3ヶ月の時間を要した。

写真家スービット・ダッタは、インドのコルカタにある売春宿へ連れて行かれる誘拐少女たちが監禁されている秘密の場所を撮影するために、3年間の情報集めと8時間の論争を行った。

写真家ジュリオ・ディ・ストゥルコは、工場や化学プラントによるガンジス川の汚染状況を撮影するために、8年かけてインドからバングラデシュまで大河をたどった。

政治、社会、環境に関する問題を3人のフォトジャーナリストがそれぞれ写真で伝えるストーリーは、私たちには遠く離れた場所でのことでも、人類が地球で生存していくためには非常に重要なトピックである。

しかし、メディアやテクノロジーの環境は日々移り変わっており、問題の重要性とは裏腹に、フォトジャーナリストにとっての資金集めは厳しくなる一方だ。

そこでゲッティイメージズでは、エディトリアル写真家をサポートするための助成金プログラム、「Editorial Grants」を提供している。マルチェッティ(2012年)、ダッタ(2015年)、ディ・ストゥルコ(2014年)は、このプログラムの受賞者として経済的支援を手に入れることにより、各自のプロジェクトを続けることができたのだ。マルチェッティは「Fever(フィーバー)」で、5つの国におけるファシズムを捉え、国際的な評価を得ている。また、ダッタのプロジェクトは出版準備ができており、ディ・ストゥルコの「Ganges: Death of a River(ガンジス:川の死)」も今年後半に出版予定だ。彼らの作品は大きなスケールで人々に届けられるため、世界をより良い場所にするための行動作りに繋がることが期待される。

ゲッティイメージズ協賛の国際報道写真祭Visa Pour l’Image(ビザ・プール・リマージュ)で、マルチェッティは次のように述べている。「現実は複雑です。各層の中をくぐり抜けて撮影の旅をするには、命がけでやるしかありません。周りで起こっていることを分析し、一番影響を受ける子供たちに財産を残す方法は、これ以外にないのですから」

マルチェッティの言葉はもっともだ。

 

ヨーロッパにおけるファシストの裏の姿

2013年5月、イタリアのローマで開かれたナチスロックコンサートに集まった何百万人もの観客。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)
2013年5月、イタリアのローマで開かれたナチスロックコンサートに集まった何百万人もの観客。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)

プロジェクト「Fever」でのマルチェッティのゴールは、様々な社会経済階級の政治に見られる「激しい怒り」という感情を探ることだった。彼は、母国イタリアからプロジェクトを開始した後、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、スペインまでストーリーを広げていった。

学校や道端でファシストの哲学や乱暴な言葉に触れる機会があったマルチェッティは、子供時代を思い出しながら次のように語った。「文化的背景は異なるものの、ファシズムにはいつも関心がありました」

「私はファシズムについてもっと理解したかったのです。あの激情はどこから湧いてくるのか知りたいと思いました」

2013年7月20日、公共バスに乗車している、フィンランドのヘルシンキのスキンヘッド団体に属する33歳のアッテ。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)
2013年7月20日、公共バスに乗車している、フィンランドのヘルシンキのスキンヘッド団体に属する33歳のアッテ。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)
2013年5月19日、イタリアのローマにあるプリマポルタ墓地で、数年前に失った同志を偲ぶスキンヘッド団体「SPQR Skins」。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)
2013年5月19日、イタリアのローマにあるプリマポルタ墓地で、数年前に失った同志を偲ぶスキンヘッド団体「SPQR Skins」。Photo by Paolo Marchetti(2012年Getty Images Editorial Grant受賞者)

マルチェッティは、ヨーロッパでの人種差別やファシズムを批評するのではなく、偏見のない目を通して描くことにより、被写体に近づいていった。結果として、激怒の心は政治という名の下に簡単に広がることを表現した、ビジュアル警告となる写真が出来上がった。

「ゲッティイメージズからの助成金は、私に新しい生命を与えてくれました。国際レベルにて一員となるための洗礼を受けたのか、海外で働くチャンスを手に入れ、私の人生はそれ以降完全に変わりました」

 

インドで人身売買される子供たちの悲劇

夜が更けて、「バブー」と呼ばれる常連客と売春宿に入る16歳のビューティー。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)
夜が更けて、「バブー」と呼ばれる常連客と売春宿に入る16歳のビューティー。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)

ダッタもインドにて、勇敢に立ち向かった。

コルカタの風俗街で暮らす女性や子供たちの人間性を表現しようと、初のプロジェクト「Sonagachi(ソナガチ)」に取り組み始めたダッタは、痛ましい統計情報を知った。インドの西ベンガル州で昨年行方不明になった子供の数は14,000人で、そのほとんどが誘拐または児童婚によって人身売買されたのだ。

そこでダッタは、売春宿からフォーカスを外し、インドに蔓延するこの病気の原因となっている社会的および経済的な問題に着目することを、彼の使命とした。

警察やNGOだけでなく、子供の顔を二度と見ることはないと思われる田舎の村に住んでいる家族にも会って話をしていくうちに、ダッタは遂に、売春宿に連れて行かれる前に子供たちが数週間入れられる、「グルーミングセンター」と呼ばれる場所の撮影に成功する。

「この場所へ行く前には予想していませんでしたが、実際に行ってみて精神的にひどく参りました」

年配客を受け入れながら顔をゆがめる17歳のピンキー。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)
年配客を受け入れながら顔をゆがめる17歳のピンキー。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)
夜の長い売春宿の朝は遅い。起床後、地元の風俗店従業員の娘に髪を結ってもらう、16歳のビューティー。この場所に暮らす子供たちのほとんどは学校にも行かず、幼い頃から暴力、労働搾取、男性からの攻撃などを見て育つ。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)
夜の長い売春宿の朝は遅い。起床後、地元の風俗店従業員の娘に髪を結ってもらう、16歳のビューティー。この場所に暮らす子供たちのほとんどは学校にも行かず、幼い頃から暴力、労働搾取、男性からの攻撃などを見て育つ。Photo by Souvid Datta(2015年Getty Images Editorial Grant受賞者)

警察の人身売買捜査部門とも多くの時間を過ごしたダッタは、彼らの献身的な姿に感動すると同時に、深刻な人手不足に陥っていることに失望した。何千人という行方不明の子供たちの捜査を担当している警官の数は、たった33人なのだ。

「このストーリーを伝えるには、時間をかける必要がありました。助成金があったからこそ、適切な人物と時間を過ごし、正しい関係を築いて、問題なく接近することができたのです」と、ダッタはビザ・プール・リマージュでインタビューに答えた。

 

ガンジス川の黒い水

バングラデシュのダッカにて、ガンジス川の汚染水に停泊するクルーズ船。Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)
バングラデシュのダッカにて、ガンジス川の汚染水に停泊するクルーズ船。Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)

2009年にインドへ引越して間もなく、ガンジス川を撮り始めたディ・ストゥルコ。経済的、政治的、社会的に変化するインドを効果的に視覚比喩表現しているのが、ガンジス川だと感じたからだ。しかし彼が目にしたものは、極度に汚染されたガンジス川の姿だった。宗教的に人々が沐浴する場所から数キロしか離れていないところで、工場は化学廃棄物を川に放出していたのだ。

助成金を手にしたディ・ストゥルコは、ガンジス川の終わりまでたどって行き、隣の国バングラデシュでのガンジス川の姿も捉えることができた。

「クリスマスの1週間前に、仲介人から電話があって、バングラデシュのシュンドルボンで石油流出があったことを知りました。事故があったのは、イルカの聖域とされる、川の中でも保護区域でした。このニュースを聞いた私は、すぐにバングラデシュへと向かいました。私が到着した時点では、川に流出した石油はほとんど取り除かれていましたが、川岸の植物には石油の残留物がたくさん残っており、漁師たちがチームに分かれて除去作業をしていました。その後、私は川沿いの村々を訪れながら、1週間ほど過ごしました。大きな石油流出ではなかったものの、これによる影響は計り知れません。石油は土壌に吸収されてしまったため、植生には非常に大きな影響があるとのことです。ベンガルトラに残された最後の聖域シュンドルボンは、ガンジス川の人為的破壊があってはならない場所だったのです。物理的に足を踏み入れるのが困難な場所だったのに、このような過ちのせいで、地域全体が台無しになってしまいました」Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)
バングラデシュのシュンドルボンにて、石油流出があった直後のガンジス川。Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)

 

バングラデシュのシュンドルボンで、チームに分かれてガンジス川に流出した石油を除去する漁師たち。大きな石油流出ではなくても、川と周囲の植生への影響は計り知れない。Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)
バングラデシュのシュンドルボンで、チームに分かれてガンジス川に流出した石油を除去する漁師たち。大きな石油流出ではなくても、川と周囲の植生への影響は計り知れない。Photo by Giulio Di Sturco(2014年Getty Images Editorial Grant受賞者)

「インドのガンジス川で起こったことは全て、バングラデシュのガンジス川で10倍以上にもなって起こっていました」と、ビザ・プール・リマージュで発言したディ・ストゥルコ。例えばダッカでは、ガンジス川が7キロにも渡って完全に死んでいたのを彼は目撃した。

「魚も、植物も、何もないのです。水が本当に黒いのです」

助成金を使ってバングラデシュへと3回渡り、プロジェクトを完成させることができたディ・ストゥルコ。地球温暖化の犠牲を受け、ガンジス川は2025年までに季節性の川になると言われていることもあり、非常に重要なプロジェクトとなった。

「ガンジス川は、バングラデシュの部分もインドの部分と同じように重要なのです」

 

その他の重要なストーリー

今年のビザ・プール・リマージュでは、5名の新たなGetty Images Editorial Grant受賞者が発表された。

  • セルゲイ・ポノマリョフ:中東およびアフリカからの移住者や難民にフォーカス。
  • ケイティ・オーリンスキー:気候変動によるアラスカ先住民への影響を観察。
  • メアリー・フランシス・カルバート:退役を余儀なくされる米軍内レイプ被害者の現実を語る。
  • ジョナサン・トーゴヴニク:南アフリカでのより良い生活を求めて過酷な状況に強いられるアフリカ難民の苦境を紹介。
  • キルスティン・ルース:米国とメキシコの国境にある人と麻薬の密輸通路を記録。

いずれのストーリーも、表面的なアプローチでは語ることのできない複雑な状況を見事に描いている。

その場にしばらくの間居続けることが大事なのだ。

 

ゲッティイメージズのパワフルな報道写真は、Reportageブログをご覧ください。

 

ポスト ヨーロッパのファシズムから、人身売買、死に瀕した川まで、真実を明かす報道写真 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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【インタビュー】バーチャルリアリティ映像制作の行く末 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e6%98%a0%e5%83%8f%e5%88%b6%e4%bd%9c%e3%81%ae%e8%a1%8c%e3%81%8f%e6%9c%ab/ Mon, 26 Sep 2016 15:44:16 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=22841

ブラジル人の映画監督、リカルド・ラガナロは、実写とアニメのポストプロダクションからキャリアをスタートしました。 […]

ポスト 【インタビュー】バーチャルリアリティ映像制作の行く末 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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ブラジル人の映画監督、リカルド・ラガナロは、実写とアニメのポストプロダクションからキャリアをスタートしました。今ではブラジル最大の映像制作会社で、3Dと特殊効果を担当し、約20年に渡り舞台裏で仕事をしています。

リカルドは、世界で最もよく見られている360度ミュージックビデオの制作に携わり、バーチャルリアリティ(VR)の映像制作の第1人者です。

「テレビの発明以降、これほどまでに革新的なものはありません」と話すリカルド。「まさに新しい形式の始まりです」

今年は、1月のサンダンス映画祭で初上映されるVRドキュメンタリー作品を制作するために、「世界のフィルムメーカー:Oculus Story Studioが選ぶ10人」に選出されたリカルド。バーチャルリアリティのスリル溢れる世界と、VRのストーリーテリングの将来についての展望を語ってもらいました。

どんな表現でも、巧みに構成された物語とコンテンツは、力強いインパクトを作り出します。何がVRをより力強くしていると思いますか?

VRの場合、コンテンツは「見るもの」ではなく「中に入るもの」です。スクリーンを眺めているうちに瞬間移動してしまうのが、VRです。例えば、小説を読んでいて夢中になると、自分も主人公と同じシーンの中に入り込み、その世界を目の当たりにしているような気分になることがあります。ただし、小説の場合は全てが頭の中で起こっていることなので、VRの場合に比べてもっと知的な体験です。

また、映画の場合でも、夢中になって観ている時に電話が鳴って目をそらした瞬間、集中力を失います。気を散らすものは私たちの周りにたくさんあるため、ストーリーの中に戻ろうと思っても時間がかかります。つまり、自分から意図的に集中してコンテンツにのめり込まない限り、本当の没入感は得られません。

それではなぜ、VRでは本当の没入感を得られるのでしょうか?

バーチャルリアリティは、その直接的な体験が全てを変えました。あまりに直接的で避けたくても、避けられない。それがVRです。ホラー映画をVRで観てみれば、それは分かるはずです。「私はここに居ない」と自分に言い聞かせても、目に入ってくるものは恐ろしいものばかりで、どんどん怖くなります。

 

 

しかし恐怖から逃げることはできず、その場でとにかく耐えるしかない。この点で、VRの体験は、知的と言うよりも感覚的です。VRの場合、感じようとしなくても感じてしまいます。だからこそ、より強いインパクトを観客に与え、コンテンツで限界を押しやることが可能なのです。

VRでインパクトと限界を超えた作品を1つ教えてください。

リオデジャネイロにある博物館のMuseum of Tomorrow(ミュージアム・オブ・トゥモロー)用に制作した、『Cosmos(コスモス)』という映画があります。まだ台本を書いていた時のことですが、観客が火山の中にいるという視点から描いた、溶岩だけのシーンがありました。しかし、溶岩だけでは面白くないのではという意見が、チームから出たのです。確かに、スクリーンで溶岩だけを見ていても面白くありません。しかし、火山の中に入って溶岩に囲まれているのであれば、それは全く別の体験になるということを、チームに説明しました。そして結果として出来上がった30秒は、流れる溶岩だけでも、映画全体の中で最も力強いシーンになりました。

VRが普及するにつれて、このような新しい体験に対する興奮は冷めていくと思いますか?

初期の映画について言えば、とてもシンプルでも、人々に驚きと感動を与えました。それは、映画が新しいものだったからです。フランス人の映画発明者リュミエール兄弟が撮影した、カメラに向かってくる汽車を見て、スクリーンから出てくるのではないかと、当時の観客は大騒ぎしたそうです。しかし、映像制作が進化し、フィルムメーカーが物語を作り出すようになると、人々は物語に集中し始めました。VRについても、これと同じことが言えると思います。

Arrival of A Train

VRでも物語に集中させるためには、どうすれば良いでしょうか?

物語を語る人と映画監督は今こそ、VRの可能性を本当に理解し、VRであるという理由以外で力強い物語を生み出す必要があります。VR技術がもっと利用されるためには、VR以外の形式では得られない体験を人々に与え、「もっと欲しい」と感じさせなければなりません。

VRの積極的な利用を阻んでいるものは何でしょうか?

技術面で、VRはまだまだ開発段階にあります。解像度はそれほど良くないですし、没入感に重要な音声も画質に比べて随分と劣っています。それから、3D位置オーディオやバイノーラルと呼ばれる臨場感溢れる音を録音できるマイクがまだありません。これらのVR用ツールは今は初期段階でも、今後改良されていけば、VRの可能性について人々は理解を深めることができるでしょう。今は、アメリカでPlayStation VRが発売されるのをとても楽しみにしています。最もよく使われているVRの初の試みになるわけですから。

ほとんどの観客にとって、VRコンテンツの利用はまだ難しいのが現状です。VRを見るためのゴーグルを持っている人はいませんので、360度映像の人気が高まるのも頷けます。

VRと比較すると、360度映像はどう違いますか?

「没入型」と一言で言っても、そのレベルは様々です。まず、2Dのフラットスクリーンがあって、次に大画面スクリーン。これは、コンテンツを大幅に変えました。続いて順に、3D、360度映像、VRで、私たちが得られる没入感は、日に日に上がってきています。360度映像は、人を惹き付けるフォーマットではありますが、その魅力は永遠ではないでしょう。でも今は、没入型のコンテンツに人々が慣れ親しんでいくために欠かせない存在です。

360度映像の制作に成功していますが、そのプロジェクトがどのように生まれ、展開していったのか教えてください。

フェイスブックが360度プレーヤーをリリースした時に、ここブラジルのポップシンガーのミュージックビデオを制作しました。初公開前には1ヶ月間キャンペーンを行い、スマホをクルクル回して視聴する新タイプのミュージックビデオになるようにプロモーションしました。

 

 

360度映像の楽しみ方を人々に効果的に伝えることができただけでなく、ユーザーからも、「スマホの新しい使い方を知ることができた」と、お礼のコメントをたくさんいただきました。そしてミュージックビデオが公開されると、馴染みのないフォーマットであるにもかかわらず、みんな熱狂的になったのです。ファンの多くは過去に360度映像を一度も体験したことのなかった人たちですが、大ヒットを収めることができました。何か新しくて違うものだからという理由だけでなく、誰でも手持ちのデバイスで楽しめるということも、成功に繋がった理由だと思います。

結果として、フェイスブック上で最も視聴された360度映像になったわけですが、この成功から考えさせられたことがあれば、教えてください。

このミュージックビデオを成功させることができた後、業界で重要人物として認識されているリーダーたちと会話をする機会がありました。彼らはVRだけに集中していて、360度映像については考えもしなかったそうです。専用の装置を持っていなくても、1800万人に視聴される映像を作り上げたこと。それは観客に「今ある装置を新しい方法で利用できること」を、いかに理解させることが重要かを教えてくれます。

将来、VRが物語を語るときの主要な方法になると思いますか?

VRは、物語を語る主要な方法の1つになると思います。しかし、素晴らしいコンテンツなしでは、それを実現することはできません。また、主な形式が1つだけになることはないはずです。現在でさえも、非常に多くのデバイスからコンテンツにアクセスしているのですから、将来も同じでしょう。本当に素晴らしい映画をVRで観て、他のフォーマットと比較にならない体験をできるようになった時に、全ては変わると思います。それまでは、VRもいくつかの方法のうちの1つにすぎないのではないかと思います。

 

没入感を感じる素材は、ゲッティイメージズの360度コレクションをご覧ください。また、ゲッティイメージズのVR、Getty Images Virtual Reality Groupの詳細(英語)もご覧ください。

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フォトジャーナリストが見せるアフガニスタンの本当の姿 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%88%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%8c%e8%a6%8b%e3%81%9b%e3%82%8b%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%ac%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%81%ae/ Thu, 25 Aug 2016 19:59:08 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=22340

フォトジャーナリストのポーラ・ブロンステインが始めてアフガニスタンを訪れたのは、9.11米同時多発テロ後の20 […]

ポスト フォトジャーナリストが見せるアフガニスタンの本当の姿 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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フォトジャーナリストのポーラ・ブロンステインが始めてアフガニスタンを訪れたのは、9.11米同時多発テロ後の2001年だ。その後も何度も訪れながら、アフガニスタンの国柄や市民の撮影を行ってきたブロンステイン。新しい写真集『Afghanistan: Between Hope and Fear(アフガニスタン:希望と不安の狭間で)』は、女子の教育、ヘロイン中毒や女性に対する暴力など、アフガニスタンの現実を撮影した多くの写真で綴られている。

「何度も1つの場所で撮影することで、多くのことが見えてきます」と、ブロンステインは話す。「私は常に物語の可能性を探しながら、何か違った物語を写真で描こうとしています。

そして何を撮影するか決めた後は、どのアングルや状況から撮影すれば人とは違った物語を撮影することができるか考えます」

アフガニスタンの女性の生活や社会状況は、タリバン政権の崩壊後改善されているとはいえ、まだまだ国全体の主要な問題として残っている(2011年にトムソン・ロイター財団調べ​)。また女性の識字率は約14%にすぎず、人権NGO、Global Rightsによる調査結果に基づくと、87%の女性が一度は身体的、性的あるいは精神的な暴力を受けていると報告されている。

ブロンステインは特に女性の問題について多く撮影しているが、それは単に彼女が関心があるからという理由だけではない。実は“女性”フォトジャーナリストとして、“男性”では入ることができない場所で撮影ができる機会を持つ。

「女性の写真家として、アフガニスタンの女性の問題について撮影に取り組んでいます。彼女たちは、私が“女性”であることで、言葉を交わしてくれます」

ブロンステインが何年間にも渡ってアフガニスタンという1つの場所を撮影することで、この問題の進展を知る上でユニークな視点を知ることができる。

「アフガニスタンの女性の問題は改善こそしていますが、ほんの小さな一歩にすぎません」と、彼女は話す。「実際に多くの問題は改善されても、また再発しています。アフガニスタンの女性たちは、自分たちの力で変化を起こしたいと思っていますが、その力を持っていません。その理由は、アフガニスタンは保守的な文化を持ち女性には男性と同等の権利がないからです。女性たちは売買され、子供の時に嫁として結婚させられます。本当にわずかな女性だけが読み書きができ、学校に行くことができますが、それも首都カブールのみです。何か変化を起こせるはずだと厳しい現実に光は差し込みますが、実際には多くの問題が残されたままです」

マイケル・シェルドリック(NGO Global Citizenグローバルディレクター)は、“アフガニスタンに改善の兆しがあるとはいえ、まだすべきことがたくさんある”という、ブロンステインの言葉に同調する。

「おそらく女子の教育が最も改善したことだと思います。2001年は、学校に通うことができた子供は100万以下でした。そしてそのうちのほとんどが男子です。しかし今日では、830万人以上が通うことができ、そのうち約40%は女子です。このように大きな良い変化はありますが、始まりに過ぎないと思っています。アフガニスタンは、健康、経済、法律の壁などに取り組むことで、女性の教育や平等の権利を与えるべきです」

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ブロンステインは自分の写真が、アフガニスタンの女性の生活に変化を与えることができればと思うが、その難しさを認識している。

「理想としては、自分の写真で変化を起こせればと思っていますが、もちろんこれは楽観的な思いだとわかっています」と、ブロンステインは話す。「私の写真は人々の関心を高めているのは確かなことですが、保守的なイスラム国家の中で影響を与えることはとても難しいでしょう。アフガニスタン国内で関心を高めることは本当に難しいのが現実です」

ハッシナ・サフィ(アフガン女性ネットワークのエグゼグティブ・ディレクター)は、変化を起こすことがどれだけ難しいか理解している。彼女の団体は、アフガニスタン国内で女性への暴力や教育などの問題に取り組むプロジェクトを支援しながら、行動を続けている。

「私たちがこれまで作った“果実”は壊れやすいことを、もっと理解する必要があると思います」と、彼女は話す。「今日のアフガニスタンに見られることは、対称的な2つの側面です。1つは、私たちの活動によって、女性の地位が上がっていることです。一方反対の側面として、女性たちの安全が保たれていないことや、外で働く女性が殺害される事件が見られます」

ブロンステインは希望を捨てない。常にアフガニスタンに戻り撮影を続ける理由は、このような真実をみんなで共有する義務があると感じているからだ。

「問題の核心が良くなっていないことに、動揺があります」と、彼女は話す。「アフガニスタンには、掘り起さないといけない問題がたくさんありますが、一般の人たちは、その現実を知ることや考えることから離れています。新しい写真集『Afghanistan: Between Hope and Fear』が、アフガニスタンで起こっている問題の関心を高める機会になればと思います」

 

ポーラ・ブロンステインの写真は、ゲッティイメージズでご覧ください。また、インタビュー記事(英語)イベント詳細(英語)も併せてご覧ください。

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インスタグラムから学ぶ、素材の選び方 http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e5%ad%a6%e3%81%b6%e3%80%81%e7%b4%a0%e6%9d%90%e3%81%ae%e9%81%b8%e3%81%b3%e6%96%b9/ Tue, 20 Sep 2016 21:13:53 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=22446

ポスト インスタグラムから学ぶ、素材の選び方 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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​インスタグラムのユーザーは、ありふれた写真をよく知っているため、同じような写真を見ると気付いてしまいます。また素晴らしい写真でさえも、次第に他に埋没し似通ったものになってしまいます。

同じような状況は、スモールビジネスの現場でも起こっています。マーケティングに使用する写真を選ぶ際に、消費者とコミュニケーションを取るためにはどうすれば良いでしょうか?

iStockはそのヒントを提供します。次に紹介するiStockの写真は、インスタグラムで人気の高い構図のものです。トレンドを知ることで、先のトレンドを知るきっかけにもつながり、写真を選ぶ際のヒントになります。

1. #IceCream:アイスクリーム

​写真に見受けられるアイスクリームのフレーバーは、とても豊富です。しかし多くの場合、それほど注目に値しない質感、パターン、ディテールの背景に、マニキュアをした手でワッフルコーンのアイスクリームを持つ姿が捉えられています。変化をもたらすには、異なる角度、創造性に富んだクロッピング、思いも寄らない色など、「普通」を超える要素を持つ写真を選ぶことをお勧めします。

検索時のヒント:「アイスクリーム」に、「溶ける」、「落ちる」、「スプリンクル」のような具体的な状態を説明するキーワードを組み合わせることをお勧めします。また、「店」や「パーラー」などのキーワードを加えて、アイスクリーム屋の写真に絞ることもできます。

2. #Coffee:コーヒー

​ラテ・アートの俯瞰ショットは、インスタグラムでよく見られる写真です。ビジュアル的に魅力がありますが、新しい写真を人々は求めています。コーヒーを飲んでいる人は誰か?どのようにコーヒーを注いでいるか?どこで豆を挽いたか?などコーヒーの裏側を紹介する写真を選んでみましょう。

検索時のヒント:「コーヒー」に、「フレンチプレス」、「ろ過」、「エスプレッソメーカー」など、コーヒーの作り方を説明するキーワードを組み合わせてみましょう。また、コーヒーカップや背景に使用するアクセントカラーを追加に指定することもできます。

3. #OnMyTable:おうちごはん

俯瞰ショットが欲しい場合は、ズームアウトされているものを選ぶと、色や詳細がわかりやすくて構図的に目を引きます。または、食材が一緒に写っていたり、完成料理がマイクロズームされているなど、食器の枠にとらわれず料理自体にフォーカスが当てられている写真も効果的です。トレンドが少しひねってあると面白さが広がります。

検索時のヒント:「鶏肉 夕食 真俯瞰」のように、食べ物と角度を具体的に指定するキーワードを組み合わせてください。テーブルの種類や人物の数も併せて指定することができます。

4. #OntheRoad:ロードトリップ

はるかに広がる道路の写真は、自由、冒険、空の彼方を象徴するものとして、長い間人々が目にしてきました。しかし、果てしなく続く二車線道路の写真を使わなくても、これらを表現することは可能です。光の動き、風の流れ、交差点などがフォーカスされていても、ロードトリップ気分を感じさせる写真を選べば、見る人の心を掴めます。

検索時のヒント:「道路」に、「曲線」、「太陽の光」、「からっぽ」など、状態や雰囲気を具体的に表現するキーワードを組み合わせましょう。また、道路を見せる代わりに、「橋」、「通り」、「小道」、「川」などのキーワードを使用しても、旅心を感じさせることができます。

5. #Sunset:夕暮れ

毎日毎日、陽は昇り沈みます。たとえ今日は夕日を見ることができなくても、空を染める夕焼けの写真は、誰かがインスタグラムに掲載していることでしょう。至るところで目にする光景でも、少し変わった焦点、ガラスの反射、雲の色合いなど、意外な要素が加わっている写真を選ぶと、効果が高まります。

検索時のヒント:「夕暮れ」や「日没」に、「反射」や「ガラス ビル」のようなキーワードを追加すると、異なる視点が得られます。また、「馬」、「木」、「人」などのキーワードを組み合わせて、具体的な瞬間に絞ることもできます。黄昏時に見られる独特の色を表現したい場合は、「薄明かり」を加えてみてください。

6. #WingShot:飛行機の窓から

空は人間をいつでも魅了する空間ですが、飛行機の窓から撮った翼や雲の写真は見飽きた人も多いでしょう。少し後ずさってみると、他にも見せることのできる要素がたくさんあることに気付くはずです。骨組み、上方または下方から世界を見た感覚、果てしない可能性を感じさせる写真を探してみてください。

検索時のヒント:空から見た感じの写真には、「空撮」というキーワードを使用しましょう。また、「飛行機 旅行」や「飛行機 機内」などのキーワードを追加すると、リアル感のある視点になります。

7. #BeachFeet:裸足で海

ビーチの季節になるたびに、海と砂浜を背景に素足を写した写真が続々とアップされます。スマホを持っている人なら誰もが一度は自分の足を撮影したことがあるくらい、足元の写真は溢れかえっています。裸足の写真でも、足が砂に埋もれていたり水中に浸かっているものや、桟橋から数人の足がぶらさがっているものを選ぶなどして、異なる視点を与えることをお勧めします。

検索時のヒント:「裸足」に「水中」や「桟橋」などのキーワードを組み合わせれば、様々な背景の写真を見つけることができます。「海」以外に、「湖」、「川」、「プール」などのキーワードを加えても良いでしょう。

8. #Cityscapes:都市風景

旅行者も住民も、都市景観の写真を撮影して載せるのは皆大好きです。しかし、空を背景に建物がそのまま撮影された写真では、面白みに欠けます。そこで、俯瞰ショットや広角ショットで捉えられた象徴的な建物や都市の全景の写真を選ぶと、見方が変わって、見慣れた景色も新鮮に見えるようになります。

検索時のヒント:「都市の景観」に、「上方」、「下方」、「俯瞰」、「広角撮影」などのキーワードと、都市名(「東京」、「京都」、「ニューヨーク」、「ロンドン」など)を組み合わせてください。また、有名建築物の名前と「空撮」を組み合わせるのも手です。建築上のディテールが浮き彫りになっている写真も、目を引きます。

 

9. #Workspace:ワークスペース

ワークデスクの空撮ショットはインスタグラムでも人気ですが、どんな机やスペースで仕事をするかは、人それぞれです。デスクにフォーカスされた写真では、仕事用アイテムがきちんとスタイル良く並べられていることが多いのですが、実際の仕事場の乱雑さを表現したい場合は、オフィスの全体像が捉えられた写真を選ぶと効果があります。しかし最近は、仕事場のシンプルさとチームワークが感じられる写真が好まれていることもお忘れなく。

検索時のヒント:「オフィス」に、「簡素」、「オープンプラン」、「新規事業」、「起業家」などのキーワードを組み合わせると、モダンなワークスペースの写真がヒットします。

10. #Petstagram:ペット

無頓着なネコの写真や、人間の最良の友であるイヌの写真は、いつ見ても私たちを癒してくれますが、クリエイティブの余地はまだまだあります。動物好きの人にはどんなペットの写真でも可愛いのですが、バックパックから顔を覗かせるイヌや、飼主の肩に乗るネコなど、ユーモアや驚きの要素が詰まった写真を選べば間違いありません。

検索時のヒント:「ネコ」または「イヌ」に「インスタグラム」をキーワードとして組み合わせると、自然で可愛らしい写真がいくつも見つかります。

効果的な素材の選び方をウェビナーでご紹介します。どなたでも無料で参加可能です。この機会にご登録ください(当日は英語のみでの配信となります)。

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スポーツマーケティング:男社会の文化を切り崩した女性パイオニア http://stories.gettyimages.com/ja/%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%ef%bc%9a%e7%94%b7%e7%a4%be%e4%bc%9a%e3%81%ae%e6%96%87%e5%8c%96%e3%82%92%e5%88%87%e3%82%8a%e5%b4%a9/ Tue, 26 Jul 2016 18:56:24 +0000 http://stories.gettyimages.com/?p=21389

男性を中心として築かれてきたスポーツ業界。環境や仕組みは、以前に比べて改善したところがあるが、現状ではまだまだ […]

ポスト スポーツマーケティング:男社会の文化を切り崩した女性パイオニア 最初に登場 ストーリーとトレンド.

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男性を中心として築かれてきたスポーツ業界。環境や仕組みは、以前に比べて改善したところがあるが、現状ではまだまだ女性には厳しい世界のようだ。例えば、2015年の米女子バスケットボールリーグ(WNBA)の女性管理職の割合は26%、国際オリンピック委員会の女性メンバーの割合は26.7%に過ぎない。また2016年春には、女子サッカーの米代表チームの選手が、男女間の給与格差を理由に米サッカー連盟に対して訴訟を起こしたばかりだ。

しかし、女性に閉鎖的な業界であることをものともせず、スポーツマーケティングに対する自らの情熱に従い、突き進んできた女性がここにいる。ゲッティイメージズのオリンピック&戦略提携シニアディレクターを務めるジェイニー・マークスだ。彼女はやる気と粘り強さで、念願の業界入りを果たし誰もが望む地位に上りついただけでなく、米出版社の『SportsBusiness Daily(スポーツビジネス・デイリー)』が選ぶ「2015 Game Changer(2015年のゲームチェンジャー)」賞にも輝いた。

マークスは主に、Yahoo!(ヤフー)、FOX Sports(FOXスポーツ)、VISA(ビザ)、Oakley(オークリー)、P&G(ピーアンドジー)、McDonald’s(マクドナルド)などの企業とのスポンサーやコンテンツ提携をしたり、米オリンピック委員会、全米テニス協会、女子テニス協会、男子プロテニス協会(ATP)ワールドツアーとの戦略的提携の管理を担当している。スポーツ愛に浸れる仕事を通じて、マークスはスポーツマーケティングにおける彼女の能力を存分に発揮し、クライアントにコンテンツと撮影ソリューションを提供している。

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2014年ソチオリンピックの選手村の前に立つマークス

 

マークスのオフィスには、オリンピックコレクションやオリンピックIDカードなどの思い出の品が、オリンピック選手にとってのメダルのように飾られている。また、オリンピックと世界水泳選手権の金メダリストであるマイケル・フェルプスと一緒に写った写真も置かれている。ゲッティイメージズの代表として10回のオリンピックを訪れたマークスにとって、これらは単なる記念品ではなく、彼女が歩んできた道のりそのものだ。

女子テニス界に君臨したビリー・ジーン・キングが提唱し、40年以上も開催されている北米団体戦シリーズのワールド・チーム・テニス(WTT)。友人を通してビリー・ジーン・キングに紹介してもらい、WTTのマーケティング担当に雇われたことがきっかけで、マークスがキャリアをスタートさせたのは、1970年代のことだ。それ以降マークスは、Budweiser(バドワイザー)やSpeedo(スピード)といった大手ブランドのスポーツマーケティングキャンペーンに携わったり、米国バレーボールプロフェッショナル協会(AVP)のプレミアプロビーチバレーボールリーグのゼネラルマネージャーとマーケティングディレクターを、女性として初めて務めた経歴を持つ。

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全米オープンテニス開幕前パーティーで、ビリー・ジーン・キング(左)と元テニス選手イラナ・クロス(右)に囲まれるマークス(中央)

長年に渡ってキャリアを築いてきたマークスは、クライアントやブランドとの間に感情的な繋がりを作り出すことが、マーケティングにとっていかに大切であるかを知っている。

「看板、Tシャツやゼッケン、フィニッシュラインや授賞式で渡す賞品など、様々な形を通してブランドの存在を確立させることが、マーケティング担当の役割です。重要なのは、相乗効果を生むようにブランドを利用することですね」

現在は、リオデジャネイロオリンピックに取り組んでいるマークス。ゲッティイメージズからは100人以上ものスタッフが、この一大イベントを報道するために現地入りしている。

「およそ16日間のオリンピック開催期間中にゲッティイメージズが撮影する写真の数は、150万点を超えます。スポーツが生み出す物語は感動の連続ですが、選手が見せる素晴らしい瞬間は1回限りで繰り返されません。オリンピック関連団体やスポンサーが求めている写真を特定して確実に提供することが、私のチームの役割です」

 2012年ロンドンオリンピックにて、マークスのチームが写真を通じてサポートした企業スポンサーの一例

マークスにとって、ゲッティイメージズの社員であることは、スポンサーをサポートする以上の意味を持っている。自分より大きな存在の一部として、このスポーツの祝典に敬意を表し、歴史的瞬間を捉えて伝えることに魅力を感じているのだ。

「職業を通してスポーツへの情熱を共有できて、私は本当に幸せ者です」

2016年リオオリンピックの写真は、ゲッティイメージズをご覧ください。また、InstagramTwitter 、Snapchat(gettyimages)でも最新写真を随時アップします。

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